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金門島の隠れ家レトロカフェを発見!

1.金門島の小さな集落・古崗

金門島の中心都市・金城からバスで20分。古崗という小さな集落の民宿に泊まった。金門では、小さな集落の中に残る伝統家屋をリノベして、民宿として使うところが多い。

そんな、古崗の集落の中に、一軒の洋館がある。「小さな村にレンガ造りの洋館だなんて、随分豪勢だなぁ」と思っていたら、実はこの建物、約100年前に建てられた、当時の学校だったのだ。


福建式の伝統家屋

学校の名前は「古崗学校」。中華民国になってからすぐに金門島各地で建てられた学校の一つだそうだ。

2.レトロな洋館を発見!そこは・・・

小さな集落には似合わない立派な洋館。現在では、地域活性化を目指す団体が管理しているようで、中ではカフェも営業しているという。

立派な洋館、実は元学校だ

営業日や営業時間が限られているので、民宿到着直後には、カフェが開いていなかった。金曜日の午後、営業時間内に古崗集落にわざわざ戻ってきて、店内に入ることに成功したのである。

幻想的な受付

お店の受付は、幻想的な物語そのものの不思議な雰囲気。こんなカフェの受付、台北でもほとんど無いだろう。

2階が客席なので、階段を上がり、座席を探す。バルコニー部分に立つと、気分は100年前だ。(日本統治時代にあたるのだが、金門島は正式に日本に統治されたことはないので、日本統治時代という言葉は、金門島などでは使わないようにしている)

ヨーロッパの邸宅のよう

3.まさかの大人気に驚く

このカフェは正直言って、金門島の中でも交通が不便な場所にある。バスも通っているが、本数が少ないので、予め時間を調べておく必要がある。

それにもかかわらず、カフェの中はお客さんがほぼ埋まっていたのだ。金門人はみな、車で来るのだろう。かろうじて席を見つけ、1階へ注文しに行く。

どの席にもお客さんがいる

さあ、コーヒーブレイクと行こう。手沖コーヒーも数種類。金門島の小さな集落でもおいしいコーヒーが飲めるようになったのは嬉しいことだ。

金門で最もインスタ映えするカフェだろう

店内は適度にリノベされているが、福建の古い家屋の「暗さ」をうまく活かして、現代離れした空間を楽しめるようになっている。
 
たしかに、台湾でも日本でもそうだが、古い民家は総じて屋内が暗い。夏の暑さを避け、日当りを防ぎつつ風通しを良くする家の作りが、エアコンに囲まれた現代の涼しさとは異なる快適さを生んでいるようだ。

4.お店へのアクセス

【店舗情報】
「百花 KOKI 洋喫咖啡」
金門島の路線バス「6」「6A」なとで古崗下車徒歩分。(バスの本数が少ないので注意)


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