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セブ島カフェストーリー2~手沖咖啡は少ないけど、個性が際立つセブのカフェ

セブでは、Tom&Tomsのほかにも、何軒かカフェを巡ってみた。フィリピンのコーヒーといえば、ミルクと砂糖がたっぷり入ったインスタントコーヒーのイメージが強かったのだが、おしゃれなカフェや豆にこだわったかフェアも登場しているようだ。

1.ITパークの中心にある、おしゃれカフェ

セブでも最先端のオフィスエリア.ITパークには、ちょっと高いがおしゃれなカフェが増えてきた。その中でも特に人気があるのが「Civet Coffee」だ。オフィスビルの1階に店を構え、周辺で働く人の憩いの場になっている。客層も、ちょっと意識が高そう。

今回頼んだのは、トップ写真にあるようなハンドドリップのケニア。味はまずまずかな。値段が少し安いので、まあ妥当な味わいか。ケニアコーヒーも、台湾ならもう少し高くておいしいのが飲める。

目玉商品はコピ・ルアクだそう。でも、それほど興味がない(しかも高い)ので、こだわりがなければそれ以外のコーヒーでも十分だと思う。

どちらかといえば、スイーツで頼んだ「アーモンド.ストロベリー.ドーナツ」のほうが衝撃的(笑)。甘さも遠慮がなく、むしろフィリピンらしさを感じてしまった。

セブでもおしゃれカフェが急増中

【The Civet Coffee Roasters】
住所: Skyrise 4, 4, l. Villa St, Lungsod ng, Cebu City
営業時間: 7:00~1:00(無休)

2.カントリーモールの眼の前にある屋台カフェ

筆者がセブ滞在でベースキャンプにしているのが「カントリーモール」である。

セブでは比較的小さなモールだが、必要最低限の日用品や食品等ならここでほぼ賄うことができ、巨大なモールの中をひたすら歩き回る苦行から逃れられるのも嬉しいところだ。

そんなカントリーモールの向かい側にある小さなビル。その中の通路部分に面している屋台カフェが「Aesthete Cafe」だ。

ここは、時間つぶしを兼ねてたまたま立ち寄ったのだが、コーヒーの味もそこそこで、ケーキがかなりの甘さ。甘さ控えめの方にはおすすめしづらい魅惑の甘さである。

コーヒーはインスタントではなく、1杯1杯淹れるスタイルだ。セブの町でも、安っぽいコーヒーが全体的に減っているようだ。そりゃ、どうせコーヒーを飲むなら、香りや味わいが良いほうが良いよね。

モールの通路にある小さなカフェ

こちらが、紙カップ入りのコーヒーと、たっぷりクリームのケーキ。甘党だと、フィリピンでいくらでも食べられるものがあるので、体重管理には要注意。

ケーキのクリームが非常に多い

【Aesthete Cafe】
住所:Ground Floor, North Banilad, Cebu City
営業時間:8:00~18:00(日曜定休)

3.セブ最大のカフェチェーン?

今回セブ訪問で印象に残ったのは、カフェチェーンが目立つようになったということ。もちろん、スタバもあることはあるのだが、地元系のカフェチェーンも健闘している。

コロナ以前にセブを訪れたときは、それほど目につかなかったのだが、今回のセブ旅行でよく見かけたカフェチェーンが「Bo`s COFFEE」だ。日本で言えば、ドトールコーヒーのような存在に近いだろうか。

開放的で清潔なつくりのカフェ

店内は明るく開放的なつくりになっている。ドリンクもスイーツもメニューはかなり多いが、いわゆる手沖咖啡の類はなさそうだ。台湾以上に甘いもの好きの国民が多いフィリピンでは、ブラックのコーヒーはまだまだ普及度が低いのかもしれない。

値段はこちらも100ペソ程度からと、思ったほど安くない。フィリピンの国民所得がこの5~6年でそこまで劇的に変化したとは思えないので、こういった新しいタイプのカフェは、どちらかというと比較的所得が高い層が対象なのだと思う。

お店の営業時間は、店舗によってかなり違うらしい。筆者が訪れたBTC(Banilad Town Center)の支店はなんと24時間営業!日本のスタバでも24時間営業のお店はまずないのではないか。中には午後6時頃に店じまいする小規模店舗もあるようなので、行ってみようと思った場合は、そのお店の営業時間をきちんと確認したほうがよさそうだ。


砂糖とミルクがたっぷりつく

【Bo's COFFEE BTC branch】
住所:124, Banilad Town Center, North Arcade, Cebu City
営業時間:24時間営業

4.ダウンタウンにある小さなおしゃれカフェ

セブのダウンタウンは、旧市街が広がり、観光地とローカルエリアが雑多に混ざり合った地区。このエリアにも少しずつカフェがオープンしているようだ。

今回見つけたカフェは「」。古くてごみごみした通りにひっそりと建つお店だが、中に入ると小ざっぱりした雰囲気で、案外快適。お店のスタッフも若者のようで、セブでもカフェを開業しようとする若者が増えているのかもしれない。

こちらも、手沖咖啡はなく、アメリカンやラテが中心。ここではラテを注文した。ラテアートはイマイチだが、ラテの味はなかなか良い。

モダンで若者向けの雰囲気

まだまだ成長途上の雰囲気があるお店だが、これから少しずつ洗練されていくのだろうな。

ラテアートはまだこだわりナシ?

【Kaffee Cove】
住所:Dionisio Jacosalem St. Cebu City
営業時間:10:00~21:00(日曜定休)

5.豆のこだわりカフェをようやく発見!

別に、手沖咖啡だけがコーヒーではないのだが、やっぱり台湾で飲みなれたコーヒーが時には飲みたくなるもの。そんなわけで、セブ市内でコーヒー豆にこだわるお店をいろいろリサーチしてみた。すると、いくつかの記事から「Coffee Factory」というカフェを発見した。

フォーチュナストリートと言う通りに面した、どちらかというとロードサイド店な趣で、一見するとこだわりカフェには見えないのだが、店内に入ると、どことなく台湾の文青カフェと近い雰囲気を感じる。

ちょっと地味な外観

早速コーヒーを頼んでみよう。世界各国から買い入れた豆が数多く用意されているが、今回はフィリピン産のコーヒー豆にトライしてみた。

そうか、フィリピンもコーヒー豆を生産しているのか。これはあまり知らなかった。気候的には、フィットのどこかで豆を栽培していてもおかしくないのだが、なぜか今まで注目したことがなかった。

さあ、実際にコーヒーを飲んでみよう。

おっ、かなり濃い味だ。でも比較的飲みやすくて、日常的に飲みたくなる味わいだ。

なかなかレアなフィリピンコーヒー

フィリピンコーヒーは、レギュラーレベルのものからかなり高級なものまでおるようだが、生産量が少ないため、海外への輸出はほとんどされていないとのこと。どうりで、台湾でもほとんど見かけないわけだ。

次回来る時は、もう少しフィリピンコーヒーについて勉強してから来たいと思った。

【Coffee Factory Main】
住所:20 A.S. Fortuna St. Cebu City
営業時間:24時間営業


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