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東大寺でのお祭り「転害会」と奈良クラフトビール祭り〜1泊奈良旅2日目

早起きして温泉に入ってたら、友人に会った。少し早目にスーパーホテルをチェックアウト。というかチェックアウト作業がスーパーホテルにはなくてこれでいいのか?って不安な気持ちにすごくなる。これは鍵がないためでレシートと番号で部屋に入るからなのだけど、なんか心もとないんだよね。鍵がないというのにもなんだか慣れないw

内側から見た南大門

旧JR奈良駅のスタバでソイラテを飲んでから、この日に合流する友達と待ち合わせて4人、バスで東大寺へ。今回の旅の最大目標の「転害会」を満喫するのだ!

手向山八幡宮転害会。転害会は例年10月5日に行われています。転害会では明治維新後の神仏分離(廃仏毀釈)により、東大寺に移された手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)のご神体・僧形八幡像(国宝)が東大寺・八幡殿で特別開扉されます。転害会では神輿・獅子頭が安置され、祝詞奏上などの神事が行われます

奈良市観光協会HP

朝の9時過ぎに東大寺について午前中は割合すいているので、まずは大仏さんにご挨拶。

そして、手向山八幡宮へ。


9時からのお祭りは始まっていて、向かう途中から雅楽が聴こえる。古式ゆかしい装束を纏った雅楽隊や神主さん、少女の可愛らしい巫女さんそしてお坊さんが神事を行っている。ひと段落したような雰囲気があって、神主さんと女性の神官の方が拝殿の方へと向かって、御簾を少しめくって

『お〜〜〜っ、お〜〜〜っ」と大きな声をかける。多分神様へ話しかけてるんだろう。神秘的だ。

そして本当はお神輿が転害門まで行く行事があるはずだったのだけど、なぜか今年は無いようだった。。悲しい。見たかったのになあ。
後で調べたところ、

雨天の場合は、神幸行列(渡御)及び転害門での神事・舞楽は中止されます。その場合は、手向山八幡宮御本社で舞楽が行われます。

奈良市観光協会

とのことだった。X などを見てみるとその日の天気が雨の予報だったから中止になったとのこと。晴れてたのになあ。

そして、二月堂へ少し立ち寄ってから、勧請所へ特別拝観のアフロ仏の五劫思惟阿弥陀如来坐像と快慶の八幡さん、公慶上人坐像を見にいく。

勧請所の中の門 上司さんの表札がある

アフロ仏の大きさとデザインの良さよ!見ているだけでこちらもほっこりしてしまう可愛らしい仏さんだ。今年は五劫院のアフロ仏も見せていただいたので、感慨深い。宋から海を渡って大和までやって来たアフロ仏。なんと長い年月と思うけど、五劫もずっと思索しているアフロ仏にとったらあっと言う間のことなんだろうなあ。

神様仏様のお写真はこちらから↑

快慶の「僧形八幡神坐像」を拝見しようと思ったところに、係の人が、今から手向山さんが来られるので少し控えてくださいと。私たちが部屋の端の畳に座ると、手向山八幡宮の神主たちがその八幡さんに挨拶に来られたのだ。むむむ!なんという偶然。元々手向山八幡宮におられた僧形八幡神坐像。手向山さんたちが会いに来られるのは今となっては年に何日かだけなのだろうか。手向山さんたちが帰られて私たちが拝見させてもらえることになった。元々、生き人形のように精巧な快慶の八幡さんがこの日は神官の祝詞を聴いた後だったからか更に生めかしい。神の姿としての説得力。普段のよく見る素朴な神像とは逆のベクトルの神の姿に、快慶の人智を越えたやばさを感じてしまうのでした。

あと、ここで見せていただける、公慶上人坐像を含めてこの三体の想像してる倍ぐらいの大きさがすごく良い。前回に来させてもらった時よりも深く知れたような気持ちになった。また時間をとって参加させていただきたいお祭りだなあ〜。そして次こそお神輿を見たいなあ!

勧請所を出るとその前が私の好きな指図堂でそこでみんなで写経をさせてもらう。ここは、普通の般若心経だけでなく、東大寺の華厳宗の100文字の「華嚴唯心偈」があり、そちらが30分ほどで書けていい集中力を保ててとても良い。墨汁ではなく、ちゃんと墨を擦って筆で書く。

東大寺の中とは思えないほど静かで心が清められる。

写経場の目の前には重源上人像の模刻があり、何度も目があって心を見透かされるような気持ちになる。この写経は大仏様の胎内に納められる。私は2回目。後何度お写経できるだろう。

この後、ビールを飲みたかったけど、一緒に行った友人の好きな「エドワード・ゴーリーを巡る旅」を見るために県立美術館へ。

ゆっくりと館内を楽しんだ後、奈良クラフトビール祭りへ。急に暑くなったけど、ビールは美味しかった。


奈良公園の中、チケットのシールを渡してビールを飲む!
ずっと行きたかったので行けてよかったわ。
大峯修行IPA! 修行になるねえ〜w

奈良は良いクラフトビールがたくさんあるねえ〜。

終わって近鉄奈良駅から阪神御影駅に着いたのは16時ごろ。一旦家で1時間半ほど寝てから、ワインバーを開けた。1泊で遊んだのに仕事をしてえらいですねw

この2日間、奈良市をゆっくり回って楽しかったわ。またみんなとも一人でも行きたいなあと思う奈良の旅です

24.10.5

2021年の時の転害会↑


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