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正倉院展と東大寺!!!つまり、東大寺!
円空展について昨日noteしたので、書き忘れていた正倉院展の事も書いてみよう。
早起きして阪神御影駅で奈良ワンデイチケットを買って奈良へ!!と思ってたら電車が遅延して思ってた時間に着かず。。。てのも、釜飯 志津香に開店前に並んで食べるつもりが行ってみると正倉院展のせいかすごい人!!!
なので、前にチェックしていた、奈良博の目の前にある飛鳥園の手前の茶粥とお漬物バイキングのお店へ。
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その奥にある飛鳥園というのは、大正時代からから奈良の仏像や風景を専門に撮っていて版権も持っている小川晴晹が創業した写真屋でそのつけもん屋の奥に写真の展示と絵葉書や本を売ってるところがあり、いつも行きたいなーと思ってたから、そこも行けて良かった。
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奈良国立博物館の第75回正倉院展の12時からの予約のチケットを握りしめて少し前に行くと、もう12:30からの会になっていて、予約チケット持ってるのに10分以上並ぶ。後で資料を見てみると正倉院展は二週間しかやらないんやってね。平日でもすごい人だったわ。(実は初めて行った
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電車で今回の展示について主任研究員の方が話してる1時間越えのYouTubeを見ながら行ったのでイヤホンガイドは使わず、じっくり見ながら千二百年って!!!と思う。
正倉院って、千二百年ずっと壊れず9000点が置かれてて、その出し入れの記録とかもちゃんとあって、それが東大寺を作った時あたりの聖武天皇と光明皇后の勅願で始まってて、それがタイムカプセルみたいで、シルクロードの終点で!とか思うと目の前の展示品よりもその年月に感動を覚えるんよね。
断捨離の反対やのにめちゃくちゃ整理されているってのがすごくない?
美しい琵琶とか、鏡とか今でもピカピカでもちろん関心したけど、その品物を納める箱とかが素晴らしくて、正倉院の校倉作りって、ログハウス的に木が呼吸してその気温によって空気の入れ替えしてるんです、って言われてだけど今はそれは否定されてて、その物自体をどのように収納したか?私は実際にはお茶道具ぐらいしかわからんけど、その宝物を包む布があって、それを収める絹の袋があって、そこに動かないようにとめるものがあって、そこに桐の箱。それをまた紙で包む。などなどの梱包力のすごさなんじゃないかなと思いながら見た。
その後、東大寺へ。南大門から大仏殿の辺りまではびっくりするぐらい人は居る!
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でもミュージアムはそうでもなく、今回また東大寺へ行ったのは、最近まで、戒壇院戒壇堂が修理していて、ミュージアムに仮住まいしていた四天王が戒壇院に戻ったのでそれを見に行こうと思っていた。
ミュージアムの戒壇堂の四天王がいたところは、東大寺初代の別当の良弁が今年1250遠忌なので、良弁のコーナーになってて、ふむふむと読んでみると、良弁像は法華堂に11月19日まで展示されているとのことで、もちろん法華堂へ。
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あのみっちりと大きな仏像が並んでいる1番前で何ていうのか名前はわからないんだけど、天蓋がついてて階段を4段ほどあがったところに琉球畳ぐらいの畳がしいてあって法要の時にお坊さんが座ってお経を唱えるところ、あそこに良弁さんの像が座ってあって、みんなを指揮してるようで素晴らしい空間になっていたわ。
切り絵になってる記念御朱印も素晴らしくて購入。
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大仏殿の裏側を通って指図堂にちょいと寄ってから、戒壇院へ。
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3年ほど修理のために入れなかった戒壇堂へ初めて入れてもらった。
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中に入ると一段高くなったところの四隅に四天王がいて、真ん中に小ぶりの二重塔があり、それ以外何もなくて、がらーんとした雰囲気。係員の方に聞いてみると、昔からその様式だったようで、戒壇を受けるための場所だから儀式をしやすいようにこうすっきりとした構造になってるんだろうな、と勝手に解釈。四天王はミュージアムで見た時と違って神々しい。そう思うと、あんなに近くでジロジロ見れた3年間のミュージアムは貴重な経験だったと思う。
爽やかな気持ちで神戸へ帰りながら、正倉院と東大寺、つまり東大寺の底力を思いながら帰った。
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23.11.2
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