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富雄 霊山寺

録画していつも見ている奈良だけを紹介する5分番組 BS-TBSの「奈良ふしぎ旅図鑑」。ここで奈良の情報を得ているんんだけど、先日見ていたら、奈良市内なのに全く知らないお寺を紹介されていたので友人と訪れてみることにした。

因みに、もう一つ奈良の番組で録画してるのは、「笑い飯哲夫のおもしろ社寺めぐり」。奈良のお寺と神社だけを紹介する番組で、こちらも毎週楽しみにしています。

さて、奈良市富雄にある「霊山寺 (りょうせんじ)」に行くために近鉄で生駒を越えてすぐのところにある富雄駅に到着。お寺に行く前に調べていた手打ちそばのお店「そば処 鴟尾」へと向かう。

せいろと田舎と2種類の蕎麦を楽しめる天ぷら定食を注文。

最近、天ぷら定食を頼んだ時に天ぷらが多過ぎる!と思うようになった。そんなにたくさんいらないんよね〜。二人で行った場合、一人が天ぷら定食で一人がざる蕎麦でよかったのではないか?と思うんだけど、いつも最初は食べれる気がして頼んでしまう。。。w

お昼を食べてから、タクシーでお寺まで向かった。霊山寺と運転手さんに告げると、お墓の方ですか?と聞かれたので、いえ、観光です、と答えて到着してみると、ものすごい大きなお寺で、儲かってらっしゃるわって感じるタイプのお寺。(中山寺とか勝尾寺みたいな。。。)

とにかく広い駐車場に大きな灯籠が二本立っている(大き過ぎて一つしか写ってない)

こちらのお寺は聖武天皇の勅命で本当に!行基が建立した古寺で、この日は国宝の本堂の中で、秘仏の薬師三尊像が公開の日。少し可愛らしいサイズのお厨子の中に、三尊が重なり合うように入っていて、ガイドしていたおじさんは、ちょとぎゅうぎゅうですな!とか説明してくれるぐらいのんびりした感じ。真言宗のお寺なので、めちゃくちゃかっこいい大日如来が外陣にあり、見惚れているとこれも重要文化財だった。

本堂

また、バラ園があったり、お食事処があったりとにぎやかで、そのせいで、白洲正子は前まで来たけど引き返したらしい。お陰で?白州正子に嫌われたお寺として名を残しているw

秋バラの季節

私が霊山寺へおまいりしなかったのは、本尊が不在の為ではない。門前まで行って躊躇したのは、まるで遊園地みたいに見えたからである。近頃流行の大霊園からヘルスセンター、金ピカの近代建築に彫刻、バラ園などが、鎌倉時代の金堂のまわりにひしめいている。大衆的なのは結構だが、貴重な遺産を生かしていないのは、商売熱心であっても、商売上手とはいえまい。私は何か恥かしい気持ちがして、早々に門前を立ち去った。

白洲正子「十一面観音巡礼」

ひどい嫌われようだw (↑この公式の動画を見ると言わんとすることがわかる気がするかも)

しかし、私は白洲正子が行かなかった奥之院へ行ってみようと寂しい道をどんどんと進む。かなりの階段や坂道だ。

お寺の中に龍がたくさんいると思ったら、空海が龍神を感じた場所だったらしい。

奥之院はとても静かで神々しい場所だったよ。と、正子に伝えたいw

そして、このお寺に行きたかったもう一つの理由が!小野妹子の息子が薬草を栽培し、それを施湯して民衆の病を治したと伝わるところからの「薬師湯」が有名で実際にお寺の中に薬湯お風呂がある!ここの様にお風呂があるお寺って恐山しか知らない。いや、あるのかもしれないけど私は知らなくてこれをTVで知ってお風呂好きの友人に行こうと誘ってみたのだ!

薬師湯殿

お風呂はシャワーと薬湯のお風呂があるだけだけど、昔はサウナもやってたみたい。サウナ室はあったけど今は入れない。法華寺の浴室とか昔のお風呂って蒸し風呂だったんだから、サウナを再開してもらった方がお寺のお風呂らしいのになー。なんて思う。

正子の嫌ったお風呂から上がり、気持ち良い気分で食事処でビールを頂いた。薬草のお風呂はとても気持ちよくてお寺に行ってお風呂までいただけるなんて中々無い経験で面白かったですよ!皆さんも行かれた時はぜひ薬師湯に入ってみてくださいね。

バスで富雄駅まで。難波で呑んで帰ったはず(覚えてない

その二日後、彫金教室に行って(彫金をしていることはここには書いたことがないかもしれないけど、毎月教室へ行ってます)、霊山寺へ行った話をしたら、なんと先生のお宅のお墓が最近まで霊山寺にあったんだと知る。少し前に墓じまいをしたところらしい。お風呂入ったことあります?と聞くと、入ったことないんだって!
タクシーで霊山寺へ向かう時にお墓ですか?と聞かれた話をするととても大きな霊園があるらしい。なるほどー。だからあんなに豪華なんやねー。

先生との縁も感じた霊山寺でした。

御朱印かっこいい!

24.10.7


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