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「教育虐待による」と初めて鑑定が出た事件の控訴審の解説番組

日本で初めて、鑑定において、山梨県立大学の西澤哲先生が、教育虐待であると記述なさった裁判の控訴審について、取材を受けた6分の番組です。

記者の高木瞳子さんの問いによって、丁寧な説明ができました。
テレキューのウェブサイトでは、まもなく見られなくなるのですが、
高評価を得て、YOUTUBE に移行されました。
倍速なら、カップラーメンを待つ3分で見られますので是非見てください。


この控訴審では、24年の刑期に対して、被害者側の親族などからも減刑が求められましたが、棄却されました。

知人の弁護士によると、両親2名の殺害に対する判決としては、もともと24年は短いもので、事件の性質が考慮されているものと思われるとのこと。
それでも、現在20歳の両親殺害の加害者(虐待の被害者)が出所するのは44歳になります。「正当防衛であっても、殺人は許されない。だから、24年間入っていなさい」なのか、「10年入って、その間に自分を磨いて、つけられてしまった垢をすっきり落として社会に戻ってきて活躍しなさい」なのか、
「やむを得なかったのだから、仕方ない。すぐに保護観察(20歳ですから今の制度では存在しません)で社会貢献を始めなさい」なのか、私たちも社会の在り方として考える必要があるでしょう。

この事件をきっかけにマルトリ社会が変わったよ、変えたよ、とこの加害者でありかつ被害者であった被告に、彼が出所してくる24年後にきっちり伝えらえるようにしようと、福岡でおっきなイチゴパフェを食べながら、彼の友達と約束しました。

模範囚であれば、もう少し早く出てくる可能性もあると聞きました。
きっと彼は模範囚になると思いますから、私たちも前へ前へと進みます。

一緒に進む仲間になって下さい!

以下、記事で紹介されているコメント部分から。

▼ ▼ ▼

臨床心理士 武田信子さん

「親はいちばん近くで自分を守ってくれるはずの存在、その親が1番自分を脅かす人であるとき、それ以上の存在を外に求めるのはなかなか難しい」

「教育虐待」は外から気付きにくく、また被害者本人が自ら助けを求めることも難しい状況にあると武田さんは指摘します。

「親も教育虐待をするんだけれども、学校も成績が良い子をかわいがる。社会全体が勉強することがよいことで、それに耐えられない子はだめだ、というメッセージを送っている」 

そして、現在の社会に浸透した価値観を変えていくことが必要だと訴えます。

「大人たちがいまのこの子育てで一生懸命にやっていることは、本当に子どもたちのためになっているのか。自分や自分の周りの人の行動を振り返って、改めて考え直す時期に来ている」

テレQ(TVQ九州放送)


※ 写真は、2024年2月26日、福岡天神で、元九州大学生の被告の友人を待ちながら食べたイチゴパフェ。事件をきっかけに教育虐待をなくすためのムーブメントが起き、24年後の2048年にはなくなっていると伝えられるように。

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