教育虐待まとめ(資料を探している方へ 更新していきます)
このnote でたびたび話題にしている教育虐待。
質問がしばしばありますので、これまでの資料をまとめておきます。
随時、加筆修正して充実させていきます(20240313)。
まず、とりあえず、てっとり早く知りたい、という方のために、
最初に、私の本『やりすぎ教育 商品化する子どもたち』(ポプラ新書 2021/5/13 ) の中の
定義(武田信子による)
を挙げます。他の方による定義もありますので、それについては、後ほど、触れます。
親が「子どもの心身が耐えられる限界を超えて教育(スポーツや音楽などを含む)を強制(無理強い)すること」を特に狭義の教育虐待と呼び、教育ネグレクトと合わせて、広義の教育虐待と呼びます。
(この言葉が定まって広がっていくプロセスについては、のちにも挙げますが、こちらに詳しいです。https://note.com/nobukot/n/n6e61aa5b71ce))
この定義は、自分で書いておいて突っ込むのもなんですが、では、「耐えられる」「耐えられない」はどこで判断するのか、という問題があります。
心身のどこからが健康でどこからが健康でないかを区別するのは難しいし、子どもが「耐えられる耐えられない」と判断できるかというと、子どもはぎりぎりまで我慢してプチっと切れたり、じわじわ具合を悪くしていったりするわけで、死んでしまった場合は、本当に具合が悪くなっていたと誰もが言い切ることができるわけですが、その途中で「死にたいなあ」「消えたいなあ」「家出したいなあ」と思っているのは具合が悪くないかというと、そうではないわけです。とはいっても、人生の中で、いろいろなことを体験して感じ考えることはすべて悪いとも言い切れません。
それでも、こういう記述にしたのは、
虐待であるかどうかは、よかれと思ってやっている大人の側の思考や感情に立つのではなく、ひどい扱いをされている子ども側に立って考える必要がある、ということを定義の中に入れておきたかったからです。
多くの子どもたちは、自分が悪いと思わされているので、自分がされていることが虐待だと気づくことは少ないのです。加害者も被害者も気がついていない、というときに、「より弱い立場に立つ」ということを明確にしておきたいと思いました(加害者のケアや教育が必要である、ということはまた別の観点で考えなければなりません)。
というわけですので、実は、教育虐待の定義は、
「教育やしつけを名目とした虐待」
位にシンプルな方がいいのかもしれません。
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(やりすぎ教育を読むかどうか迷っている人は以下の書籍紹介・書評を)
ちなみにこの本の文章は、共立女子大学、岡山大学、鹿児島大学の入試問題として採用されました。
★プレジデントオンライン
★時事通信ダヴィンチニュース
★毎日新聞名古屋版
★産経新聞 気になる!
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さて、教育虐待というと、
虐待というときイメージされる一回や二回の激しい行為ではなく、
じわじわとボディブローのように重ねられ、
その結果として、
複雑性トラウマ:PTSD(心的外傷後ストレス障害:Posttraumatic Stress Disorder)
をもたらすような心理的な教育虐待
も、日本やアジアのような競争的な社会には特徴的です。社会全体が競争的であるがゆえに、それが正しいことと思われてしまうからです。
一方で、
エデュケーショナル・マルトリートメント
(教育マルトリートメント)
は、
子どもの「人としての成長発達のニーズではなく、大人の欲望や将来への不安から子どもたちが強制的に学ばせられる状態」を指し、
(過去に対する打ち消し願望、周囲への見返し、プライドの維持や見栄などの欲望の方が、将来への不安より大きいように思います)
その具体的な事象として
「教育やしつけの名の下に、子どもたちに対して行われる不適切な行為」
があります。これを行うのは、親のみではなく、先生と呼ばれる人たち(学校教員、塾の先生、習いごとの先生、スポーツのコーチなど)、あるいは、コマーシャルやテレビなどのメディアや、塾や教材の広告の中の発言や文言など、子どもたちが接する大人たちの言動も含まれます。
さらにその後、
教室マルトリートメント
(川上康則先生、東洋館出版社 2022)という言葉も出てきました。
さらに、この本の出版後の対談に基づいて2023年にはこちらの本が出ました。
この本には、最新バージョンの概念整理をした図が掲載されています。
そして、今、私は、さらに、一般社団法人ジェイスの仲間たちと共に、
社会的マルトリートメント
という概念を伝えていく活動をしています。
社会的マルトリートメント とは、当初の定義では、
「みんなが持っている価値観が、対象(相手、特に自分よりも弱い者)を傷つける行為を正当化しているために、みんなが気がつかずに、よいことのつもりで不適切なことをしてしまっていること」を示す抽象的概念です。
だったのですが、今は、こう説明しています。
ある社会の中であたりまえと思われている価値観や習慣をもとに、社会的に弱い立場にある人たちのウェルビーイング(身体的、精神的、社会的な健康)が損なわれることがあります。社会的マルトリートメントということばは、そのような社会状況に市民が気づくために作られた概念です。
簡潔に言うと「社会の価値観が引き起こす虐待を指摘するための概念」です。
この概念の定義は、2023年度子ども家庭福祉学会民間団体活動推進助成事業として、多くの方の協力を得ながら、さらに検討中です。2024年6月29日(土)の学会大会@早稲田大学国際会議場で研究報告させていただきます。
こんな図も書いてみました。社会的マルトリートメントという概念を理解するためにお役立てください。(このあと、さらにまた、わかりやすい図を作成しました。少し先に掲載してあります)
さて、難しいのは、虐待という言葉を、「あれは虐待(アビューズ、あるいは日本の子ども虐待防止法の定義による虐待)だ」「あれはマルトリートメント(避けたい関わり、不適切な対応、心理的虐待を含むひどい虐待などとも言われる)だ」というように、行為を表す言葉、としてしまうと、
教育虐待のような、多数の人から常に文化的に投げかけられている「こいつはとんでもなく馬鹿で」「やらせても無駄」「どうしてできないの」「こんなに愛情をかけているのに」というような言葉や態度で、生き苦しくなる、死にたくなる、というような状態を捉えることが難しくなります。
一つ一つの言葉や態度は、虐待と断言するには、日常に溢れるさほど強くないと思われている言葉や態度なのです。言い返せれば問題ないというレベルです。そこに対話があれば、問題ないのです。でも、一方的に強者(大人)から弱者(子ども)に畳み掛けられると、子どもの心は追い詰められていきます。大人であればハラスメントと呼ばれるような言葉や態度です。
そもそも親や先生が子どもに勉強させることは「悪いこと」ではない、というところから出発するので、やり過ぎ、の「過ぎる」というのがどのラインから?ということになってしまうのです。
このあたりのしっかりとしたわかりやすい整理が必要です。
最初に『やりすぎ教育』に書き、
次に、下記の取材、の項目に紹介した
『リセマム』の記事や、
さらにもっと前の『女性自身』の記事があり、
4番目にnoteに書いた説明がこちら。
そして、5番目にnote に書いた説明が、多分一番わかりやすく整理されていて、みなさんに読みやすい、と言っていただけているこちらになります。
こちらはNHKクローズアップ現代のウェブサイトにも掲載した図。
また、現時点での各概念の整理をした図はこちらです。
ちょっと見にくいのですが、これまでの図の中で一番シンプルにまとまっています。
さらに、こちらは、最新の図。
さて、ここまで書いてきたように、
定義
といっても、あちこちで書かれていることが、時期によって、人によって少しずつズレていたりします。それについては、いままでのところを、幸い、他の研究者がまとめてくださっていますので、ご紹介します。
この論文はとてもわかりやすいです。私と古庄純一先生・磯崎祐介先生と、宮本信也先生の定義や用い方が一覧表になっています。
大西将史、大西薫 「エデュケーショナル・マルトリートメントに関する研究の外観―概念の定義に焦点を当てた検討ー」福井大学教育実践研究46号 85-97 2022
下記で紹介しているサイトから検索できます。
その検討も含めて具体的に事例から説明している論文がこちら。
大西将史、廣澤愛子、大西薫 「保護者によるエデュケーショナル・マルトリートメントの生起・維持に関与する要因と消失・改善に関与する要因の検討:—福祉・医療・教育現場の専門家に対するインタビュー調査から得られた事例の質的分析」 福井大学教育実践研究 47号 75-86 2023
こちらは文部科学省科学研究費基盤Bによる一連の研究なので、他にも注目すべき研究が蓄積されており、これからが期待されます。これらの
論文や研究の最新動向
は、下記のウェブサイトでご覧になることができます。 こちらのプロジェクトには私も少し関わらせていただいています。
また、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程在学中の山岸諒己氏は、
私自身の教育虐待概念の書き方の変遷を追ってくださっていて、たとえば、
山岸諒己 「教育虐待」概念の形成と変化 --「教育虐待」概念のループ効果の検討 (第94回日本社会学会大会 2021)
という発表をなさっておられます。
一方、大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程の藤阪希海氏は、
藤阪希海(2023) マルトリートメント研究における子どもの不在 ―学校教師から児童へのかかわりに関する研究の現状と今後の課題― 共生学ジャーナル 第7号Journal of Kyosei Studies, March 2023, Volume 7: 115-136.
http://kyosei.hus.osaka-u.ac.jp/wp-content/uploads/2023/03/3873c4f856c42279167044188a2bceb9.pdf
を執筆なさいました。藤阪氏は、社会的マルトリートメント予防全国集会にも参加してくださった社会的マルトリートメント予防全国ネットワークのメンバーでもあります。https://www.facebook.com/groups/1248224982434104
一方、
教育虐待に関する書籍
は、数冊以上出ています。
教育虐待、知育虐待、ママ殴らないで~躾という名の虐待~といった、漫画もあるようです。漫画になる位、書きたい人、読みたい人がごく普通の社会の中にいるということですね。
書籍を順にご紹介しましょう。
まずは、やはり、上記に挙げた私の本『やりすぎ教育』(2021)から。
この本は、親による教育虐待だけではなく、教員などの家族以外の大人による虐待も含めた「エデュケーショナル・マルトリートメント」の考え方を社会的な観点から解説した新書です。タイトルが「教育虐待」でも「エデュケーショナル・マルトリートメント」でもないので、見つけられにくいかもしれませんが、2021年の発売当初、ベストセラーになり、内容は、さまざまなマルトリートメントの社会的側面を中心に記述した著作です。
また、それに先立って、2015年に私の新聞記事などを読まれた古荘純一先生(先ほど、定義のことでお名前を挙げた先生)が当事者の方と共に書かれた本がこちら。
私がなかなか本を書かなかったので、しびれを切らして先に書いて下さって、この本が出たときに著者のお二人にお会いしたのですが、「早く自分で書いてください!!」と言われて、ようやく6年後に前の本を書いたわけです。
(この間、少年写真新聞社に養護教諭向けに連載記事を書くなど、短い文章は、いろいろと書いていました。それらは、のちにここに紹介します)
そして、次に書かれた本が、教育ジャーナリストのおおたとしまささんによる2015年の『追いつめる親』(毎日新聞出版)で、さらに改訂されたこちらの本(2019)。私も取材協力させていただきました。おおたさんは、教育や受験に関連する取材を大変精力的になさっておられる方です。多くの本当に熱心な親子のために、どう適切に情報を伝えていこうかと常に考えておられる方です。
また、最新の書籍は、ノンフィクション・ライターの石井光太さんによるこちらの本ですね。
この本に関連して、こちらも参考になりますね。
石井光太さんの解説番組はこちら。
(私が伝えたい)教育虐待の社会的背景や競争的な価値観の問題までは、この動画では扱われていませんが、教育虐待そのものの丁寧な解説として、わかりやすいと思います。
さらに、
修士論文
でこのテーマを取り上げてくださった方も、私の知る限り、4人。
今後も、執筆なさった方は、アップさせていただきますので、よろしかったらご連絡ください。現在、卒論で取り組んでいるというご連絡も何人かの方からいただいていますが、きっともっとたくさんの方が取り組んでおられるだろうと思います。
★Université Toulouse Jean-Jaurès Section de Japonais Mémoire de Master 1ère année « Langues et culture étrangères » Mention « Études japonaises »
LE PHÉNOMÈNE KYÔIKU GYAKUTAI 教育虐待, INCIDENCE DIRECTE DE LA PRESSION SCOLAIRE DANS LE JAPON D’AUJOURD’HUI NOEMIE GAU
Sous la direction de : Tomomi ÔTA Juillet 2022
ノエミ・ガウス(NOEMIE GAUS)「教育虐待:現代日本における学校からのプレッシャーの直接的影響」トゥールーズ・ジャン=ジョレス大学 日本語学科1年 外国語・外国文化学科 日本研究専修 修士論文 指導教授 太田知美准教授 2022(フランス語)
★森田友華 家庭における過剰な教育の社会要因の考察―教育虐待を行った親のアイデンティティの形成に着目して― 埼玉大学大学院教育学研究科修士論文 学校教育専攻 心理・教育実践学専修 教育実践学分野 船橋研究室 2022
★高見史織 家庭におけるエデュケーショナル・マルトリートメントに向き合う社会科単元開発研究―子どもが声をあげる困難性を乗り越えることを通してー 広島大学大学院人前社会科学研究科修士論文 教育科学専攻教師教育デザイン学プログラム社会認識教育学領域 川口広美研究室 2022
★岡田紗苗 家庭でのエデュケーショナル・マルトリートメントー思春期における教育の強制と成人後の心理的well-beingとの関連― 上智大学大学院 総合人間科学研究科 心理学専攻 基礎心理学コース博士前期課程修士論文 齋藤慈子研究室 2024
を執筆なさり、これに関連して、学会ポスター発表もなさっておられます。
★岡田紗苗・齋藤慈子,思春期の子どもに対するマルトリートメントを疑う事例の収集―教育マルトリートメントの概念化に向けて― ,日本教育心理学会第 65 回大会, 2023/08
★岡田紗苗・齋藤慈子,思春期の子どもに対するマルトリートメントを疑う事例の収集―教育マルトリートメントの概念化に向けたインタビュー調査―,日本発達心理学会第35回大会,2024/03
また、こちらは、卒論になりますが、
★田原萌々華 人間の不平等さと、「自分らしさ」を尊重する教育の限界について 都留文科大学卒業論文 山辺恵理子研究室 2021
★浅見里咲 中学受験期に起きるエデュケーショナル・マルトリートメント -学習塾が果たせる役割の検討 日本女子大学卒業論文 岡本吉生研究室 2024
両方ともすばらしい論考ですが、後者の論文は特に、数百名の親や塾に対してのウェブ調査から、重回帰分析を使ってさまざまな因子を抽出し、関係性を分析しており、今後のエデュケーショナル・マルトリートメント研究にとって、重要な役割を果たす論文と言えるでしょう。
これからは自らの経験を踏まえて、何とかしたいと論文に取り上げる学生がもっと増えるのではないでしょうか。大いに期待したいところです。
教育虐待やエデュケーショナル・マルトリートメントの概念はこれからも拡散し、いろいろな論考がなされ、深まっていくことでしょう。その中で、多くの日本人が、大人と子どもの関係性を振り返ることができるようになり、社会的弱者が、さらに弱者に対して権力をふるうということが、あたりまえではなくなっていくようにと願います。
ここに挙げられなかった参考資料が、まだ多数あると思います。
お気づきの方は、どうぞご連絡ください。
皆様のお役に立つように、追記していきたいと思います。。
さて、ここからは、その他に私が書いた文章や、取材に基づく文章が掲載されている書籍や雑誌を紹介します。
書籍・雑誌
★『教職研修』編集部・編
価値観を揺さぶる22人の識者からのメッセージ
『2030年の学校を作るスクールリーダーへ」
学校が変わるために、今、必要なこと(教育開発研究所)
★ 最新教育動向2022 必ず押さえておきたい時事ワード60&視点120 明治図書 Theme 9 社会問題
武田 信子 教育虐待と気づかれざるエデュケーショナル・マルトリートメント 「教育虐待」と「エデュケーショナル・マルトリートメント」の現状と課題とは?/エデュケーショナル・マルトリートメントのない学校の実現に向けての対策は?
教育に関する「現代用語の基礎知識」みたいな本です。
★ 個別最適な学び (授業づくりネットワークNo.40) 2021年12月20日 ネットワーク編集委員会 編 学事出版
武田信子 何のための「個別最適化」なのか 武田信子
いろいろな考え方がある中、現場の方々にここだけは届け!と願って書いた本です。
★ 月刊誌 教育 2022年1月号 心とからだに向き合う教育の今 特集2 追い立てられる子ども、そして親たち
武田信子 エデュケーショナル・マルトリートメントからウェルビーイングへ この本は、アカデミックな方々の本ですので、とても緊張して書きました。
時間が前後しますが、最初に教育虐待についてまとめた文章はこちらでした。
★ 少年写真新聞社 2012年12月から『心の健康ニュース』「中学保健ニュース」「高校保健ニュース」誌に「今、考えたい教育による虐待」と題して4回に渡る連載。
第一回「教育は子どもを幸せにしているか」
第二回「日本の教育観と行き詰まり」
第三回「教育観を作る価値観への問い」
第四回「教育を虐待にしてしまわないために」
書籍化して、「体と心 保健総合大百科 保健ニュース・心の健康ニュース縮刷活用版」 2014 少年写真新聞社所収
そして、こちらも短い文章ですが、よくまとまっています。
★ [Information PLAZA] エデュケーショナル・マルトリートメントとは 保健教室2019 年11 月号 pp. 94-97.
さらに、ちょうど10年後に同じ新聞社から原稿依頼をいただき、新しい観点が執筆させていただきました。
★ 少年写真新聞社 2022年4月から『心の健康ニュース』誌に、連載 「養護教諭が知っておきたい エデュケーショナルマルトリートメント」と題して4回に渡る連載。
第一回 教育虐待とは? 4 月13 日(月)
第二回 先生による教育マルトリ(エデュケーショナル・マルトリートメント) とは
第三回 大人から子どもへの社会的マルトリートメント 6 月1 日 (水)
第四回マルトリートメントの予防に向けて
「保健総合大百科(中・高校編)」(保健ニュース・心の健康ニュース縮刷版)、「保健総合大百科(小学校編)」(小学保健ニュース・心の健康ニュース縮刷版2
さて、今後も、エデュケーショナル・マルトリートメント(教育マルトリートメントや教育虐待)が起きないように、予防的な活動もしていきたいと思います。もし、みなさんが個人的経験など持っておられたら、情報をお寄せいただければ幸いです。守秘義務に留意して、調査研究等に活用させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
こちらに反応して、20名以上の方から連絡をいただき、ヒアリングをすることができました。大変貴重な体験をお聞かせいただき、何人かの方は、ご了解を得て、メディアにもご紹介させていただきました。おそらく、その何倍もの方が、関心を寄せておられると思います。引き続き、ご連絡いただければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
取材
教育虐待に関連して、(教育虐待から敷衍した記事も含めて)、ネット上のメディアに多く取材していただきました(2021年の「やりすぎ教育」出版後のものだけです。たとえば、こんな感じ。
★リセマム
★ベネッセ教育情報サイト YAHOOニュース
★コクリコ
★日経BP 日経xWoman
★ ヒントポット
★ 教育新聞 (有料会員向け)
★ 東京新聞
★ 東京新聞
★ 東京新聞
★みんなの教育技術 小学館 https://kyoiku.sho.jp/106438/
文/教育ジャーナリスト・高瀬康志 2021年11月
★ 東洋経済 education ×ICT編集部
文:吉田渓、注記のない写真:Fast&Slow / PIXTA 編集 細川めぐみ
同じ記事が、タイトルを変えて、Yahoo ニュースにも転載されています。
★ 朝日新聞
上記の記事よりも、詳しい解説が出ているのはこちらです。
★ 北海道新聞
3回連続シリーズの2回目と3回目に出ています。
10月9日
10月11日
10月16日
こちらはyahooニュースにも取り上げられ、1000以上のコメントがつきました。現在、そのコメントを分析しています。
★ AERA
朝日新聞出版『AERA』野村昌二
こちらは冊子には、私のコメントが出ていますが、ウェブ上ではカットされているようです。
★ yahooニュースでは、私への取材ではない記事も含めて、数回の特集が組まれています。
そのなかで、こちらは、私にも取材があったもので、かなり丁寧に書いてくださいました。
★ yahoo ニュース 2023年12月17日
(文・写真:ジャーナリスト・森健/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)
★ 毎日新聞 2023年12月30日
(文:宍戸護 写真:宮本明登)
毎日新聞では、中学受験を特集しており、その中のインタビューの形で掲載されました。
★ 北海道新聞 2014年1月23日
(取材:報道センター 工藤俊悟 写真:玉田順一)
一頁に渡って大きく取り上げられました。
デジタル版は、無料登録会員になると読むことができます。
★ 大垣ケーブルテレビ 2月11日 岐阜県大垣市「西濃子どもと教育フェスティバル」での講演の様子が放映されました。
★ 朝日新聞 2024年2月14日
(取材 松本千聖)
早期教育へのギモンというシリーズの中で、記事にしていただきました。
★ 岐阜新聞 2月16日 朝刊11面地域総合版
★ NHK 2024年2月23日 19:30~19:55
(取材 NHK佐賀放送局 コンテンツセンター 記者 下平 明隆他)
The Life エリア 九州沖縄 北九州/筑豊エリアを除く、NHK+でも配信。
尾木直樹さんが解説。(私は取材協力のみです)
★ TVQ(テレキュー)
2024年3月6日(水)16:24ー 「You刊ふくおか」
鳥栖両親殺人事件の判決に関するニュースの中で、コメントが紹介されました。
これに関して、私が書いたのは、
こちらに関係するYahoo ニュースはこちら。コメント欄が参考になると思います。
記事や番組の多くは保護者向けで、教員向けもありました。
やはり、個人が、自分の教育熱心さが教育虐待だったらどうしようという不安にメディアが反応する形でよく特集されたのだと思います。文章に関して非常に細かいところまでチェックしましたので、ライターさん泣かせだったかと思います。
でも、いずれの記事も、少しずつ違った観点からの記述を求められましたので、議論が深まっていったのは、オーダーを出してくださったライターさんたちのおかげです。他者からの視点で、読者とをつないでくださって、ありがたいです。
自分でnote に書いたものとしては、
全部網羅できていないかもしれません。主なものを挙げておきます。
上記の文章は、やりすぎ教育 出版の2年前に既述したもので、教育虐待という言葉が生まれてきた前後のことをまとめてあります。
上記の文章は、教育熱心との違いを説明した解説だと思います。
それを補足して、さらに最新でまとめたのが、前の方で紹介したこちらです。
そして、こちらは、もう少し前に書いたものです。
全部を合わせて読んでいただくと、だんだんと頭が整理されていくかもしれません。
また、たびたび、教育虐待の体験をご紹介いただけないかと、募集をかけてきました。多くの方にお申し出いただいて、思考が深まっていっています。
皆さんの体験を無駄にしないために、できる限り活用させていただきたいと思っています。
さらに、私の note をもとに、読者がご自身の考えをまとめてくださった投稿がこちら。私の視点とはちょっと違うところもあって、とても勉強になりました。
この後もいろいろと書いていますが、note の中ですので、ここでは省略します。
TV等の映像メディアで取り上げられたのは
★テレビ朝日ABEMAPrime 2021年3月22日 ABEMA NEWSチャンネル 特集 教育虐待 アベプラ②当事者に聞く教育虐待って何だ?親の過剰な期待に押し潰される子どもたち モルトプロダクション ディレクター東出 惇弥さん https://www.youtube.com/watch?v=TnvLeZ3MJzI
サムネイルを見ると、センセーショナルに扱っている感じがしますが、コメンテーターたちのコメントはなるほどと思わされます。
★NHKあさイチ 2021年12月25日 やりすぎ教育 ディレクター古島洋太さん。非常に丁寧にあつかってくださって、教育虐待という言葉を使いたくないという私の意見を取り入れて、やりすぎ教育という言葉を生み出してくださいました。
ただ、この番組を紹介できる適切なリンクが見つかりませんでした。
こちらは番組にビデオ出演なさった方の団体のページです。
★NHKEテレ1「ウワサの保護者会」2022年5月29日(土)21:30~21:55
「これって”やりすぎ教育”?」 ディレクター 渥美素子さん
★NHK首都圏ナビWebリポート 2022年6月17日 オーバードーズをTVで見た父は言った「お前は馬鹿なことするなよ」ディレクター田中かなさん
★NHKEテレ1すくすく子育て 2022年9月25日(土) 21:00~21:29
私って過干渉? ディレクター荒木千尋さん 8/24(火)19:00~https://note.com/nobukot/n/n38165537fcb7 N
ゲスト:汐見稔幸先生、武田信子
★フジテレビ Mr.サンデー 2023年4月9日 ディレクター高橋亮光さん
教育虐待をどう捉えるか? https://note.com/nobukot/n/ncdc7c4bcfef2
★ NHK あさイチ 2024年1月22日 8:15ー9:15
ディレクター森健太さん
なんと放映中に届いた視聴者からのFAXやメールが1600通。
放映中、視聴率が下がらなかったとのこと。
反響の大きい番組でした。
どちらかというと視聴者は、母親が多く(あるいはかつての被害者)、現在、被害者である子どもたちが見られない時間帯でした。
そのために、番組作りもどちらかというと、親向けでした。
その結果としてのこの反響でした。自分ごととして考えて下さった方が多かったようです。
★ TVQ(テレキュー)Yahoo ニュース 2024年3月6日 16:24ー16:30
(記者 高木瞳子さん)
鳥栖両親殺害事件 二審も懲役24年 事件の背景にある「教育虐待」なくすには
6分と短い中に、ぎゅっと詰まった内容の濃い番組です。
★ NHK クローズアップ現代 2024年3月13日(水)19:30ー19:57
ディレクター 大麻俊樹さん
ウェブ担当 馬場洋輔さん
note の中に番組へのリンクなどが出ています。
教育虐待がエデュケーショナル・マルトリートメント、さらには社会的マルトリートメントにつながっているということを、横文字を使わずに、視聴者に理解してもらおうという意図まで含めて構成していただきました。
また、こちらの動画は直接的に教育虐待を扱っているわけではないのですが、関連しているものです。
★#たかまつなな #時事YouTuber2021 /08/24(火)19:00~
【自殺予防】臨床心理士に聞く、子どもを自殺に追い込まないためには
話題 2021/09/03「新学期はきっかけにすぎない」子どものSOS 大人ができる手助けは?不登校10万人予備軍33万人以上「まず認めて」笑下村塾
そして、最後になりましたが、
教育虐待を理解するうえで、事例と共にきっと納得していただける解説が書いてある
のはこちらですので、ぜひお読みください。
終わりに
これからも追記していきます。見落としや忘れているもの、気がつかないものなどあると思いますので、お気づきの点がございましたら、
takeda@jace-pom.org までご連絡いただければ幸いです。
このまとめが、今後のみなさんの研究や取材などに役立ちますように。
#教育虐待 #エデュケーショナル・マルトリートメント #教室マルトリートメント #一般社団法人ジェイス #社会的マルトリートメント #定義
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