
スポーツが好きでも苦手でも、みんなで楽しむ体育祭 【週刊新陽 #127】
9月15日(金)、新陽高校で体育祭が行われました。
今年は9月に入っても暑い日が続いたり急な雷雨があったりと、直前までみんなで天気を心配しましたが当日は朝からカラッとした秋晴れ。無事、グラウンドで実施することができました。
今年のテーマは『灼熱全団(しゃくねつぜんだん)』。
運動が得意な人はもちろん苦手な人も楽しめるように、勝ち負けにこだわらず、共に一生懸命頑張ろう!という体育委員たちの想いから生まれたスローガンです。
多様な種目で全員参加
高校の体育祭は全国各地、各校さまざま。運動会や球技大会など内容もいろいろで、どちらもやる学校もあります(新陽も昨年は2日に渡って球技大会と運動会を行いました)。全校でやる場合もあれば、学年やコース別に実施する学校もあるようです。
今年の新陽は、運動会スタイルで1日での開催。どんな競技を実施するかは保健体育科の先生と体育委員の生徒たちが考えます。テーマに基づき、全員が参加できるようにバリエーション豊かな競技種目と参加人数が決まりました。
今年のプログラムは以下の通り。(もし雨天の場合は、一部競技を変更して体育館で実施する予定でした。)
・開会式
・ラジオ体操
・馬跳び
・玉入れさせない
・障害物競走
・部活動対抗リレー
(昼休み)
・応援合戦
・民族大移動
・走り綱引き
・借り人競争
・学年別選抜リレー
・表彰・閉会式
体育祭では、3年生の各クラスと1・2年次のハウスが青・赤・緑・黄の4団に分かれて競いました。
学年制の3年生と単位制の1・2年生が一緒に何かすることは普段あまりないのですが、同じチーム内での交流もあり、初めて関わる生徒同士の協力も生まれたようです。特に3年生が昨年までの経験とクラスの団結力を発揮し、各チームを引っ張ってくれました!








私も「民族大移動」に挑戦しました。
応援合戦と応援看板
『灼熱全団』に込めた「みんなで一生懸命頑張ろう!」という目標のため、今年は競技以外にも工夫が。
まずは応援合戦。チーム分けが発表された後、「応援合戦に参加したい」と立候補した生徒によって結成された応援団。掛け声あり、踊りあり、劇仕立ての演出あり、4団それぞれの個性強めの応援合戦となりました。
さらに、各カラーがはっきり出たのは応援看板です。これは今年初の試みで、事前にデザイン画を作っておいた90cmX180cmの看板を、運動会中にグラウンドの一角で制作するというもの。
みんなのアイデアや画力もすごかったけど、何より、当日他の生徒が競技して盛り上がっている傍で時間内に完成させられるかギリギリの緊張感もありながらも、冷静に協力し合って、どれも素晴らしい看板に仕上がったのには感動しました。

体育祭どうだった?
終了後のアンケートからは、多くの生徒の参加意識が高かったことを感じました。「みんなで一生懸命やったから楽しかった」「他学年や話したことない人とも一緒に盛り上がれた」といった声や、「1人で準備していたら自分の仕事も忙しいはずなのにわざわざ手伝いに来てくれた人がいてすごく嬉しかった」という感想も。
次年度に向けて「2日間がいい」「球技もやりたい」「もっと練習できたらよかった」などの改善意見も出てきましたが、それも今年の満足度が高かったからこそかな、と。
アンケートを踏まえ、体育委員と一緒に教職員もしっかりリフレクションして来年に活かしたいと思います。



【編集後記】
冒頭、当日は晴れてグラウンドで実施することができた、と書きましたが、実はこの日の朝、校庭には前日の大雨の名残の水たまりがいくつもありました。そのままでは生徒たちが競技することができなかったので、先生や体育委員がバケツとスコップ、スポンジを使って溜まった水をトラックの外に出した後に地面をトンボで均すという地道な作業を朝早くからやってくれました。行事の成功の裏にはいつもこういった陰の立役者がいます!

重労働でも笑顔が絶えません(^^)
