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人懐っこいジャージー牛に子どもたちもメロメロ!! 11/29 「うちたびクッキング」開催報告

東京もいよいよ冬らしくなってきた11月29日、小学生向け農業&料理体験オンラインイベント「うちたびクッキング・ふくしまファームツアー編」第5弾を開催しました!


【今回の訪問先は?】

福島県南部に位置する鮫川村にある「ファームつばさ」の清水大翼さん。
特製の「ジャージー牛乳100%クラフトバター」の秘密を探ってきました!

通称「乳(ちち)クリエイター」と呼ばれている清水さんは、関東の大学を卒業後、2年間北海道で研修を行った後、2012年に福島へUターンして酪農家になられました。

ファームつばさ_ロゴ


【ジャージー牛乳100%のクラフトバターを味わおう】

「クラフトバター」とは?
牧場ごとの牛乳の特色を生かして作られるバターのこと。とっても貴重なんですって。どれくらい貴重かというと、ファームつばさの場合、約100kgのジャージー牛乳からできるバターの量は、わずか6キログラム!

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まずはバターの味見を、ということで、パッケージもおしゃれなファームつばさのクラフトバターを、焼きたて熱々のトーストに乗せて食べてみました。う~ん、濃厚だけどさっぱりしていて美味しい~♪ 

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【のびのび育つジャージー牛について学ぼう】

清水さんの牧場を訪ねてみると、かわいらしい茶色の牛がたっくさん!
ここにいる牛は「ジャージー種」といい、一般的な白色と黒色の「ホルスタイン種」と比べて身体は小さめです。そのため、1頭からとれる牛乳の量は少ないのですが、脂肪分をたくさん含む栄養価の高い牛乳がとれるんです。

先ほど味見したクラフトバターの美味しさの秘密は、「牛の餌と牛にストレスを与えない飼育環境」にありました。

一般的なホルスタインは、とうもろこしなどの穀物が餌。そして、牛舎の中で過ごす時間が長いのです。

一方で、ファームつばさのジャージー牛の餌は草。

牛が草食べる

しかも、食べたい時に自由に食べられ、好きな時にお散歩ができる運動場まである。牛たちは、とっても恵まれた環境で暮らしています。そんな彼らの牛乳で作るバターだから、「濃厚ながらさっぱりとした特別な美味しさ」があるんですね。

清水さんと牛

清水さんのカメラに「かまって、かまって~」と近寄ってくるジャージー牛たちの姿に、みんな思わず「かわいい!!!」と目がハートに♡
ここにいる全ての牛には「くまこちゃん」、「あんこちゃん」などの名前が付いているそうです^^

こうしちゃん


【開けてビックリ!サプライズ・サンドイッチボックスを作ろう】

美味しいバターの秘密が分かったところで、おなじみの玲子先生のクッキングタイム!今回はクリスマスにぴったりな、サンドイッチボックスを作ります。

<今回の材料>
・ジャージー牛乳100%クラフトバター
・大野農園さんの桃ジャム
・食パン1斤
・ハム、きゅうり、チーズ (自分の好きなものでOK)

*桃ジャムについて
清水さんと共に、福島県の若手農家の集まりである「COOL AGRI」で活動中の大野農園さんのものです。

うちたび福島facebook

クリスマスパーティーにも持って行ける、素敵なサプライズサンドイッチボックスのできあがり☆ 今年のクリスマスは、これでみんなを驚かしちゃおう!!

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【命がけの出産を見守る、酪農家の責任】

8年前に15頭のジャージー牛から始め、今では35頭を飼育する清水さん。
最後に「1番の苦労は何ですか?」というみんなからの質問に対し、ピッと背筋がのびるようなメッセージと共に、お答えくださいました。

「昨晩もちょうど牛の出産に立ち会い、無事に子牛が生まれました。しかし、鮫川村は冬場気温がマイナスになることもあります。そんな寒い日の出産では、目が行き届かない少しの間に子牛が死んでしまうこともあるんです。だから、命が生まれる瞬間はとても気が張りますね。
みんな牛乳やバターなど大好きだと思いますが、牛乳は本来、牛が赤ちゃんを育てるために出しています。なので、牛さんからお裾分けしてもらったことを忘れずに、美味しくいただきましょうね!」

清水さん

清水さんの言葉をしっかり胸に刻み、これからも美味しく牛乳やバターなどの乳製品をいただきましょう。

【旅は続くよ、どこまでも】

“おうちにいる子どもたちに、今こそ本物の体験を届けたい” ― 新型コロナウイルスの影響で全国的に休校となったことを受け、2020年5月から始まったオンラインイベント「うちたびクッキング」も、ついに今回で最終回。

全5回のシリーズでお届けした「ふくしまファームツアー編」では、桃・枝豆・ミニトマト・小菊かぼちゃ・クラフトバターと、福島県が誇るたくさんの食材と、その生産者さんたちと触れ合うことができました。

コロナ禍の自粛ムードが続く中、私たちはどうしても「できなくなってしまったこと」に目を向けがちです。
しかし、こんな状況だからこそ、新しく「できるようになったこと」を楽しむ前向きな気持ちが大切ですよね。

普段はなかなか口にできない産地直送の貴重な食材を食べ、なかなか会うことができない生産者さんたちと繋がるという、「うちたびクッキング」の取り組みは、まさに「コロナ禍でもできることを楽しもう!」という思いから始まりました。

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これからもまたどこかでみなさんと一緒に旅ができることを楽しみにしておりますので、今後ともWe-Steinsをよろしくお願いいたします!

(文:中務彩夏)


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【うちたびクッキング協力者情報】

■清水さん運営の「ファームつばさ」
Instagram: https://www.instagram.com/farmtsubasa/?hl=ja
Facebook:https://www.facebook.com/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%A4%E3%81%B0%E3%81%95-888113298005753/

■山田玲子先生
・山田玲子先生のお料理動画。玲子ちゃんねる
 お子様や在宅ワークのお父さんも作れる超簡単なレシピが揃っています。
 https://www.youtube.com/channel/UCAi5_kR9SJuzsXWya4S800g
・玲子先生のお料理教室もぜひ♪ in 浜田山教室、白金高輪教室  
 https://www.reiko-cooking.com/

■ 東の食の会/チームふくしまプライド。
・ウェブサイト:https://team-fukushima-pride.com/
・Facebook:https://www.facebook.com/team.fukushima.pride/

■Tokyo Harvest
https://www.tokyoharvest.com/
東京ハーヴェストとは、日本全国の食のつくり手、担い手の皆さんが生み出す「美味しい」を味わい、そのこだわりや技術を知ることで「ありがとう」を届ける収穫祭イベントです。これまで全国から生産者が東京に集い、日本のおいしいを年一回発信していましたが、今年2020年は、世界中どこからでもお楽しみ頂けるよう、オンラインにて開催します。今年は11月7日~29日がオンライン収穫祭!詳細は、上記URLをご参照ください。

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