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バービー

遅ればせながらバービーを見た。
確かにピンクの大洪水だった。

物語は、ある大人のバービー愛好者の生きていく上での負の感情が
バービーを覚醒させ、バービーを変え、人間界に出向かせて始まる。

何年か前バービー展というかショーウィンドウがバービーだらけになっている所を通ったことを思い出す。60周年記念だったのかもしれない。
いろいろな髪型衣装のバービーが並んでいた。特に感動もしなかった。

昔の私にはバービー人形というのは、オトナに見えた。
一緒に遊ぶのに、オトナはちょっとね と思った。たぶん。
あまり欲しいと思わなかったから。

それと漫画や物語を読むようになったら、もう人形がいらなくなったのかもしれない。


映画の中でフェミニスト運動を50年遅らせたと言っているけれど
つまりそれは、バービーを持たせておしゃれのことしか考えない、ちょっと頭の足りない女の子にしようという「男社会」の陰謀だろう。
あの、マテル社の。

そういうことじゃなくて「このままでいい、このままが楽」という考え
それが女性の権利の確立を遅らせているとは思う

フェミニズムだーとか言う声もあったので
どんだけかと思ったらそれほどでもないと思った。

グローリアの言葉はバービーたちの洗脳を解くけれど
言われていることは普通の事。
その「普通のこと」を自覚したほうがよい人ばかりだということか。

体格ひとつとっても、男性は恐ろしいし、殴る男は一定数いるわけで。
(ケンみたいな単純なのも多そうだけど)
ただケンの言い分を聞いていると、男性の製作者が特に愛情もなく
適当にアクセサリーとして設定されたのがケンだったのだろうと思う。

それこそが、女性の立ち位置だったということなんだけど。

サーシャの世代が希望の光だ。


アメリカ・フェレーラという人を知っているけど何で見たのか と
検索してみたら「旅するジーンズ」だった。
    (「アグリーベティ」は見ていなかった)



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