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小松左京の切り抜き

父は、新聞の切り抜きを良く溜め込んでいた。
高校生の時は
どちらかというと批判的に見ていたが
結局私も「切り抜きをする人」になった。

昨日片づけていたファイルにも
新聞の切り抜きがたくさん挟まれていた。

ちょっとした科学の記事や
いじめについてのエッセイなどに混じって
小松左京さんのインタビュー記事があった。
ちいさめの記事が三枚くらい。
なんと2010年の記事である。
震災の前、そして小松さんが亡くなる前年。

後で読もう と思ってよけたのに
さっき探したら なかったのであった。
少し大きめの、大江健三郎さんの記事の下にある と
勝手に思っていたが、なかった。
代わりに捨てようと思っていた記事があったので
きっと残すものと捨てるものを間違えたのである。

昨日はごみ収集日でもう出してしまったから、戻らない。
まぁ本気で探そうと思えば
図書館で縮刷版をみれば良いのだろうけれど。

後で、思わぬところに挟んであった、なんてことが
起きればよいけど。

こういう時に限って
「正しく捨てられている」のだろうと思う。残念。

そう言えば、縮刷版なんて、
あるのは知っているけれど。広げたことはなかった。
何月かもわからないから、途方もない。

自分にガッカリである。


こういう「ちゃんと撮れなかった」的な気持ち




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