水属性の魔法使い
遅ればせながら「水属性の魔法使い」を読んでいる。
死後、天使(?)と会って、スローライフを望んだら
結界に囲まれたひと区画と水魔法を授かっていて。
でもその場所は「ロンドの森」という強すぎる魔物の住む地域で。
走りながら手に小さな東京タワーを維持するという
魔法制御しながらの体力づくりをするのである。
正直修行中の話にはあまり興味を持てなくてしばらく放置していて
その後、目次を見たらアベルという冒険者と出会うところがあった。
実は少し飛ばしてそこから読んでいる。
なろうのハイファンタジーでは、レベルアップの数値とかはあまり見なかったりするのだ。
戦争の描写もあり、敵の首は容赦なく飛ばしたりするのだが
割と読めてしまうのは、助けが来なくて延々と蹂躙されるとか
奴隷になって死ぬまで苦しむとか、そういう描写がないからだろうと思う。
「レーエンデ物語」がつらいのは、感情移入したい主要人物が苦しみ続けるからなのだろうと思う。私は絶対死ぬとわかっている歴史ものは
あまり見たくないヘタレなのだ。(織田信長にはあまり同情はしないけれど、義経の家族はかわいそうだったと思う)
お約束の、「自分以外にも転生してきた日本人がいる」という設定もあり
あちこちに伏線がちりばめられていて面白い。
「君主論」とか「兵法」とかシェイクスピアとかの引用もあり
作者の教養も素晴らしい。
まだ560話。
そういうわけで、図書館で借りた本を家では読めない。