見出し画像

THE CREATIVE ACADEMYを受講したら半年で人生がちょっと前向きに変わった気がする話

22日の日記で書いた、GO主催のTHE CREATIVE ACADEMYの楽しみすぎた最終チームプレゼンは、なんとなんと優勝することができた!泣

面白くて話題になる施策は前提として、本当にこのターゲットペルソナが受講考えてくれる?という問いを最後まで持ち続けられたチームの思考量がもたらした優勝だったと思う。

チームがそれぞれ強みを活かしていて、ほんと最高だった。何より、クライアント山崎社長からの「こういう提案してくださる方々とは是非仕事したい」「一番事業を考えてるはずの私よりもユーザーのことを考えてるかもしれないと思う瞬間がいくつかあった」という言葉が嬉しすぎて一番前の席でこっそり嬉し泣きした。笑

三浦さんからも「いい提案だった」「チーム仲良さそうだね」という嬉しいお言葉もいただけた。「コピーはまだまだ真面目すぎ」って言われてしまったので、反省しきりだが、それ以外の企画全体含めたロジックや面白さはチームで磨きまくったので本当に良かった。

卒業して3日経ったのにまだ興奮してる感じすらあるので、この流れでTCAの良かった点をつらつら書いておく。受講を悩んでる人に一歩を踏み出してほしい。という気持ちと、受講する人へのメッセージも含めて書いてみます。


TCAに通って良かったこと

①井の中の蛙であることを知れる

まず自分の中でほんと良かったのがこれ。年齢分布としては基本的に20-30代前半くらいの人が多く、マーケ系やWEB系やPR系の会社の人が多かった印象。広告クリエーティブをすでにやってるよって人は1.2割くらいか?という感じだったので、受講前は課題もちょっと考えれば選ばれるかな、とか思ってた。

が、そもそも課題がクリエーティブの企画書とか出す系が6割程度で、残りは、問いを出せ、夢をとにかくたくさん書き出せ、意味のないことをしろ、みたいなやったこともあまり考えたこともないような課題だった。。正直面食らったし、頭に変な汗をかいた。頭の硬さとか、視野の狭さとか、思考の幅の狭さとかをほんとに思い知らされた。そしてそっち系の課題は、ほとんど選ばれなかった。夢を語り世の中を変えるべき起業家として、悔しすぎた。

さらにクリエーティブ系の課題も、仕事が徹夜続きの時は忙しさを理由に間に合わなかったり、ほとんど考えられずに出してしまうこともあった。そんな中でもいくつか自信を持って出せた課題もあったが、楽しみにしていた発表で呼ばれなかったり1位がとれなかったりして、それもまた悔しいというよりもショックだった。選ばれなかったことより、これでいけると思ってた自分の愚かさと、選ばれた人との思考量の差を目の当たりにしたことが。

おかげさまで自分のアイデアおよび人間力としての浅さを早い段階で自覚できて結果としてはとても良かった。(後半に課題で優秀者として名前呼ばれることが増えた。)結果的に個人課題は1位1回、2位3回、次点が3回と、その他まったく呼ばれないこともあり、最後まで悔しさエンジンで走り切れた。

②講師がとにかくすごい

これは、講師一覧を見てもらえれば分かることだと思うが、とにかく講師が最前線を走ってる人たちばかり。そして、何より良かったのは、広告畑の人だけではないこと。広告の人ももちろんいて、他では講師しないような方もいてとても勉強になったのだが、ビジネスの世界のトップランナーや、メディアやその他の世界で最前線を走っている人たちがたくさん講師として出てきていただいたことが、他のクリエーティブ系の講座と明らかに違う。

もう、広告クリエーターが広告の話だけできればいい時代は終わっていて、一部の超職人級のスキルを持った人以外は、「広告だけできます」では食べていけない時代になっていると思う。クライアントになる側である事業会社も、アート(表現やコンセプト)だけを求めていないからだ。ビジネスやサイエンス(売上や事業成長)につながることが求められている。
その両立ができている人たちが、講師として次から次へとやってくる。これはもう、受けない理由がない。

「広告をやりたいから、メディアやビジネス系の講師に興味が持てない」そう思っている人にこそ、絶対に効く講座であることは間違いない。

③異種格闘技的にクリエーティブやビジネスを学べる

②にも通ずるところがあるが、講師の順番なども僭越ながらとてもよく考えられていて、狭義の「広告クリエーティブ」の話が毎回あるわけではない。経営者の話や、プロデューサーの話は、広義の「クリエーティブ」ではあるが、広告にすぐ活かせるスキルが身につくわけではない。①でも語ったような、夢をみんなの前で発表することや、一見広告やビジネスで活きるのか?と思うような課題や話もある。しかし、そういった話こそ、起業家やクリエーターが学ばないといけない、思考法だったり、生き方だったりする。これを学ぶことは、起業家やクリエーターである前に、人間としての幅を広げる上で、とても意味がある。

いろんな講師の方がたくさんの定義をしていたけど、半年受けた中でつかんだのは、クリエーティブディレクションの仕事は、「本来企業やサービスが持っている価値を見つけ、その価値を世の中に受け入れられる形に視座や見方を変えて届けることだ。」というのが自分が得られた定義の言語化です。
「これだけではまだ足りないだろ!」と三浦さんあたりに怒られるかもしれないが、これを定義・知識だけでなく、使えるかもしれない?体験レベルまで持って来れたことが本当に収穫でした。

④仲間ができる

グループ課題に参加して良かったこと、一生ものの仲間ができた。(と私は勝手に思っている。)やはり極限状態で追い込まれる経験を一緒にすると、絆が生まれる。もちろん、アイデアについては、みんな自分の企画がいいと思うから、なかなかまとまらず、平行線になることもある。だけどとにかく話し合って、進めるしかない。これは実際の仕事でも同じだ。

自分たちがどうしても守らなければいけないアキレス腱さえ守れれば、意外とみんな納得して進む。ということも発見だった。だからこそ、1行で言うとこの企画はなんなのか?何が面白いのか。を早い段階でまとめられたのがよかった。いい事業、いい企画はいつもシンプルで、それでいて太くて考え尽くされている。そんな簡単なようでとても難しい経験が、最終グループ課題でできたことはとても良かった。

そしてこれは、グループメンバーだけでなく、メンターにも言える。超絶忙しい中で、メインメンターをしてくださった小林さんと山田さん、中間発表のサブメンターをしてくださった砥川さんと小比類巻さんのご助言によって、なんとか立て直せた。生徒の立場で仲間というのはおこがましいが、本当にチームのメンターとして導いてくださって感謝しています。

⑤業務に活かせる

私は起業家であり、クリエーターでもある。TCAはそのどちらにも効いた。まず起業家で言うと、最前線を走っているスタートアップ経営者が何を考え、どう動いてきたのか、こんなに濃密に聞ける機会はほとんどない。そして課題では、実際にスタートアップ経営で悩んでいることが課題になる。これを考えることができたのは、とても良かった。ほんの一部ではあると思うけど、別会社の経営の追体験ができた。課題内容は書けないが、LUUP岡井さん、YOUTRUST岩崎さん、ベラルボニー松田さん、そしてMs.Engineer山崎さんの課題でいずれも評価いただけたことは、とても自信になった。

さらに広告クリエーティブと言う観点でも、実際の案件での提案の質や進め方、クオリティが格段に上がったように思う。これは個人的なおすすめだが、今回は受講しながらも実際の案件で「あの講師の人ならどうやって提案するか考えてみよう」というアプローチで実験的に複数の提案の型をアウトプットした。もちろん全てがうまく行ったわけではないけど、どの講師の方も共通でおっしゃっていることなどは、必ず企画に取り入れるようにした。これがかなり良かった。

自分の中に複数の講師の人格をインプットしておいて、困った時に引っ張り出してくる、という勝手にイタコ戦術と呼ぶことにしたこの手法が、実は一番成長への近道な気がする。はじめは真似事だし、全然思考量が似てなくても、そのままの自分でいるよりもずっとマシだと思う。それに、他人の目線(のようなもの)を得ることで自分に対してより厳しくなれる。

もちろん、すべてのことが業務に活かせるということはないと思うし、仕事によっては直接的にすぐ反映できる範囲は少ないかもしれない。しかし、生き方や考え方のパターンを知っておくことと、ここまでやるのか!こんなことまで!という高い基準を何年も実際にやっている人を知っている、ということは、どんな仕事にも絶対に役に立つと思う。そしてそれは、オンラインではなく、会場で直接体感する方が絶対に良い、ということも付け加えておく。

最後に

起業家や広告クリエーターを目指していなくても、人生をより良く、クリエーティブに生きたいすべての人に、本当にオススメです。私は現在オフィスメンバーとしてたまにGO六本木オフィスにもいるので、これを読んで受講してくれた方は、ぜひ後方に座るアフロに話しかけてみてください。(顔や髪型は怖いけど優しいです笑)お会いできることを楽しみにしています!

いいなと思ったら応援しよう!