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looseshoulder&肩甲上神経絞扼障害

さて、おつかれさまです。

今日も軟部組織損傷です🤩

この辺は、設問の中に出てくる可能性がありますので、何がどんな症状なのかチェックしておけばいい程度です。

特に、上肢疾患でも肩周辺にはいろいろな疾患が隠れている可能性があります。

それでは、今日も頑張りましょう👇




【動揺性肩関節(loose shoulder)】
・外傷性、反復性ではなく、肩関節の構成骨や肩甲帯筋に明らかな異常がないのに肩関節に動揺性を認める不安定性を動揺性肩関節症という。若年者、女性、投球やスパイクなどのオーバーアーム動作により肩関節部に不安定性を示すことが多い。病的なものではない。両側性ある。日本人女性60%前後
・軽微な外傷で症状が発症したり(野球やバレーボールなどのオーバーアームスポーツ)又は原因なく発症したりする。又、全身性の関節弛緩を有する場合も多い。
⓵関節窩の形成不全
⓶コラーゲン代謝異常   
⓷明らかな原因不明
・肩関節の下方の動揺性だけではなく、前方及び後方にもみられることが多い。

[主訴]
・不安定感、重だるさ、肩凝り、上肢のしびれ、脱力感、運動時の鈍痛、重いものを持てない、腕が抜けるような感じ
☞胸郭出口症候群:麻痺による関節弛緩との鑑別が必要
☞サルカス徴候:座位又は立位で、患者の上腕を下方に引き下げると骨頭が下方へ亜脱臼し、肩峰と上腕との間隙ができる。肩関節の安定性を高めるため腱板筋群を中心とした筋力強化訓練と肩甲胸郭関節の可動性を高める運動療法が中心となる。無症状のものは治療しない!

<肩甲上神経絞扼障害>
・肩甲上神経は、肩甲上切痕と上肩甲横靭帯で囲まれ、前方から後方へ通過し棘上窩へ向かう。棘上窩で棘上筋へ肩甲棘基部の棘下切痕を通過後に棘下筋へ運動枝を出し、肩関節後方部分の関節包へ知覚枝を出す。

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(原因)
・スポーツ(バレー、テニス、重量挙げ)など上肢のオーバーアーム動作を反復しオーバーユースでの絞扼性神経障害を生じる。ガングリオンなどの圧迫➡骨折や脱臼の合併症による
(症状)
・肩や肩甲部の疼痛
・絞扼部の圧痛
・棘下筋の筋萎縮
・外傷などの急性発症例では肩挙上障害がみられる



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