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権威ある心理学研究100件のうち、再現に成功したのはたった39%。

今日はこんな本から。

世の中の研究データなどは、よくよく調べていくと、再現性がなく、真偽がきわめて疑わしいものが、数多く発表されているという話です。

タイトルにあるとおり、権威ある心理学研究、すなわち、それをベースに皆が新しい仮説を立てるような、基本となる研究でも、再現に成功したのはわずか39%だった、という結果もあります。

最も有名な心理学実験の一つ、「スタンフォード監獄実験」(看守と囚人に分けて模擬刑務所に滞在させたが、あまりにすごい虐待になり、実験は中止になった)は、看守側にいろいろ具体的なアドバイスを指示していて、イカサマだったことがわかっています。

この現象は、医療論文も同じです。

そもそもある調査では、再現できないくらい実験の詳細を完全に記述していない論文が、54%もあったそうです。

実験をしたり、論文を書くのは人間です。

そこには人間が犯しうるすべての過ちが投影されてしまうのです。

名誉欲のために、明らかな不正論文をでっちあげる人もいます。
単に注意力が欠如して、誤った手段で実験をしてしまう人もいます。
企業から資金提供を受けているために結果に忖度を働かせてしまう人もいます。
巨額なマネーが動くために、希望通りの結果が出るまで実験を繰り返したり、希望にそぐわないサンプルだけを省くような人もいます。

何にせよ、私たちが思っている以上に、
世の中で信頼の証とされている”エビデンス”というものに、
実は信憑性があまりないという残念な結果になっています。

私も数多くの、自分自身での実験や検証から、あまり世のエビデンスというものは役に立たないな~という肌実感はあります。

コロナワクチンのファイザーの実験データも嘘だらけでした。

人間というものは、そもそも色々な意味でこれくらい出来損ないがデフォルトで、完璧でないのが当たり前です。

みなさんも、エビデンスというものを一意見として尊重しながらも、妄信し過ぎず、自分の感覚を信じて生きていくのが吉と思います。

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