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「切腹マニュアル」江戸前期には、もう切った振りをしていた?!

一昔前の、外人にとっての日本のイメージと言えば、
「フジヤマ ハラキリ ゲイシャ」

この、日本特有の武士文化である「ハラキリ」が、江戸前期にはもはや儀式的になっていたというお話です。

当時の「切腹マニュアル」によると、
短刀を腹に突き立てるにしても、
深さは「1センチ~1.5センチ程度にすべき」と書いてます。

これ以上に刃を深く入れると、腹がスムーズに切れなくなるそうです。「腸を切り裂くのが切腹」、というイメージが覆されますね。

ただ、17世紀末(1600年末)には、もやは切腹は形骸化して儀式的になり、自身で腹を切ることなく、介錯人によって首を切られるのが通常の切腹の作法になっていたそうです。

やっぱり、切腹なんて、武士といえどもきついんでしょうね。

だから、短刀の代りに、木剣や、扇子が変わりに置かれるようになったそうです。

こうなると、介錯人の技量がかなり重要ですが、それはそれで切る方も難しかったようです。間違って肩を切ってしまったり、骨で止まってしまったり…

ちなみに、介錯の理想は、最後の首の皮を一枚残すことだそうです。
なぜかというと、
首が完全に胴体から離れてしまうと、切腹人がまばたきをしたり、地面の石や砂に噛みついたりするからです。

切腹人に恥をかかせないための配慮。
ちなみに「首の皮一枚つながる」の語源もこの切腹にあります。

ちょんまげを結ってみたり、神風特攻隊をしてみたり、日本のやることは外国からみたらかなり風変りですね。
それが観光資源にもなっているのでしょうが、外国人に生まれて、日本を体験してみたかったな~とは思います。

ちなみに、外人が日本に来てみんな言うことは、
「飯がうまい」「街がキレイ」「電車が正確」が私が聞く三大フレーズです。

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