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世界は「大麻解禁」ブームですね。

裏に大きな利害団体が絡んでいるのか、どうせ裏で動いているのなら表に出してしまった方が良いという考えなのか。

国によって事情は違いますので、安易にブームだからって世界に乗っかるのは良いこととは思いません。

私は、健康業界にいますので、大麻の素晴らしい治癒力もよく知っています。昔から、日本では神事に使われるほど神聖で、大好きな植物でもあります。

それなのに、「大麻解禁」に反対なのは、ネットフリックすで流行ったこのドラマでの、ある警察官の一言を聞いてからです。

その麻薬取締官は、長年の経験からこんなことを言っていたんです。

「薬物中毒者も、すべて最初は大麻から始まっている」

そうなんです。
推進派は、大麻は中毒性がないから大丈夫という論点なのですが、それでも薬物への第一歩なのです。

何事も、スタートから一歩目への道のりと、一歩目から二歩目への道のりは、進みやすさが天と地ほど違います。

良いものも悪いものも、第一歩目のスタートを切れると第二歩目には簡単に進めてしまうものなのです。

たまに、多額のお金を勤め先の会社から盗んで、業務上横領で捕まる人がいます。犯人は大体同じようなことを言います。
「最初は、ちょっとしたお金を出来心で盗っただけだった。それがいつの間にかどんどん増えて行った」みたいなことを。

人間って弱い生き物なんです。
一杯だけ飲みに行こうって言っても、一杯で止められないんです。(これは私)

大麻解禁をして、一歩目に入る人をたくさん増やしてしまうことは、必ずや、二歩目、三歩目、そして最終、薬物中毒者になる人を増やすのです。

個人的には、薬物に中毒になるということは、元々精神的に満たされていないものがあるので、方法論だけをケアするだけでなく、国を挙げて国民の精神部分にもっとスポットを当てるべきと思っています。

ちなみに、薬物というと、警察史上最大の不祥事の一つと言われる、この事件が有名ですね。

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ことの始まりは、拳銃をみつけると、本庁から表彰されたこと。
だから、北海道警察は、ついに、やくざから拳銃を買ってでも、実績を上げ始めます。

そしてやくざから持ち掛けられた、
『拳銃を200丁密輸させ、船員の中国人を逮捕させる代わりに、覚醒剤40kg(末端価格130億円)を国内に入れるのを見過ごしてくれ』という話。

要は、200丁の拳銃を挙げさせる代わりに、密輸を見逃す。という話です。
これを、実績欲しさに北海道警察は飲みます。

税関にも話をつけて、なんと薬物を取り締まる立場の警察が、密輸のサポートしたのです。しかも北海道警察の本部がです。

結局、やくざに騙されて拳銃を挙げられず、覚せい剤だけが北海道に流通することになりました。
そして、そのことをバラされると脅され、次に「大麻2トン」も警察がサポートして、密輸したのです。これがたかだか20年前の話。

日本で起こったとは思えない腐りきった話ですね。

最終は、とかげのしっぽ切りのように現場で主導した人が捕まり、上層部は知らぬ存ぜぬで逃げ切りました。

この話も、始まりは不正に一丁の拳銃を挙げたことからなのです。
その最初の小さな不正の一歩が、この大不祥事につながったのです。

我々、弱い人間は、小さな不正の一歩を踏み出さないように気を引き締めるべきです。

逆に言えば、良いことでも、最初の一歩を踏み出せば、より大きな一歩までたどり着くことができるのです。

「最初の一歩」をどこに踏み出すかの大切さですね。

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