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「許し」って、とても奥深いテーマだと思います。
そしてきっと、現代日本人がより向き合うべき大切な「概念」。

昔から、こういうニュースが好きでした。
自分だったら許せるだろうか?っていつも考えてしまいます。

許すって、別に相手のためだけにするものではありません。
ずっと怒っているのが疲れるように、許さないという状況が続くと、自分がとても疲弊します。

余りに思いが強いと、その執着に貴重な人生を奪われます。何年も何年もそれが続くと、病気の原因にもなりかねません。

X(Twitter)を見ていると、みんな、色々なことで怒ってるな~って感じます。そして許せない!って。

人間って、自分のミスは許してもらいたいのに、人のミスには不寛容な生き物です。

自分が人生において、親や先生や友達、会社の仲間に、どれだけ許されてきたか、一度、想像してみると良いと思います。

「私は完璧だから許されていない」
なんて人はいません。必ず許されながら人は生きているのです。

許すのは子供が一番、上手に感じますね。
お友達と揉めても、親に無理やり謝らせられなくたって、すぐにしれっと水に流して遊んでいます。

大人になるにつれて、礼儀や、マナー、ルール、常識などの手かせ足かせがはめられ、どんどん許せない人間になっていきます。

日本の過度な、お客様を大切にしてきた姿勢も、「許せないモンスター」育成に一役を買ってきたようにもみえます。

なんせ、ちょっとしたことでもお店の不備として謝ってしまいます。
ちょっとしたことで謝ってもらえる。ミスした方が悪くて、迷惑を被った方が許すかどうかの権利を持っている。

そんな環境に慣れ過ぎて、些細な迷惑でさえ許すことのできない、たくさんのモンスターを産みだしてしまった気がします。

果たして、どちらの世界にみなさんは住みたいでしょうか?

ちょっとしたミスや至らなさをお互いに許容できず、責め合い、謝ったり補償しないと許し合えない世界。
もう一つは、人はミスするもんだし、デフォルト身勝手だと理解し、お互い様だからと言って、笑って許し合える世界。

私は断然、後者の世界に住みたい。
単純に、その方がストレスなくて、楽しそうじゃない?ってだけです。許さないということは、あなたも許されないんですよ。

もちろん迷惑を被ると、感情が乱されるのは百も承知です。
そのままの感情をぶつけるのか、それとも、そこを腹でぐっとこらえて、「まいっか~」と許す。

やっぱり後者の生き方が、な感じがして好きだな~!


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