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寿命が延びた主要因は、「医療の向上」ではない。

私は、子供のときに、「偉人伝」が大好きでした。

エジソン、ライト兄弟のような発明家から、アムンゼンのような冒険家、そして、医学分野では、野口英世、北里柴三郎など、貪るように読み、自分もこんな風になりたいな~と、子供ながらに夢を描いていました。

そして、医学が、寿命の向上にも、私たちの健康の向上にも、大きな貢献をしてきて、それがいまも継続中であると、信じて疑いませんでした。

「実はそうではない」と、反対する意見にも耳を貸したくはなかった。私の信じてきたものを否定されたくなかった。

でも真実は残酷でした。調べれば調べるほど、医学は、本当に人類に貢献してきたのか確信がもてなくなり、むしろ被害をもたらした方が大きかったのではないかという思いの方が強くなりました。

「医学のおかげで人類はこんなに健康になれ、寿命も延びた」と主張する人がいると思いますが、実際は違います。

人類が健康になった主要因は、「衛生問題の改善」と、「栄養問題の改善」が主です。

人類を苦しめてきた、チフス、コレラ、赤痢、ジフテリア、結核、、、これらは下水道の整備、安全な食品の普及、公害の対策など、主に衛生問題の改善とともに、感染率が下がってきました。

寿命を下げる大きな要因である、出産時の死亡率や、子供時代の死亡率も、消毒などを含む衛生環境と、免疫力をつける栄養問題の改善で、著しく下がりました。

時を同じくして、医療技術も向上したため、2つのグラフを並べると、あたかも医療が、死亡率や感染症の罹患率を下げ、寿命を延ばすのに大きく貢献したと思ってしまいますが、因果関係はさほどありません。

「ワクチンが感染症の死亡率を下げた」というのも、データを詳細にみると、デマということがわかります。

1950年代に百日咳のワクチンが導入されたとき、死亡者はすでに、その50年前の1%になっていました。ワクチンのおかげで下がったわけではありません。

はしかもワクチン接種前から、死亡率は着実に低下し続けていました。

天然痘に至っては、1867年のワクチン接種義務が出た時には、死亡率はすでに減少していたのですが、接種開始後に、100万人あたり100人だった死亡率が、100万人あたり400人に激増しました。

私たちは、「医学の素晴らしさ」を盲目的に信じさせられてきたのです。もちろん、すべてを否定するわけではありません。

菌の発見、麻酔の発見、解剖学、緊急医療技術の向上など、人類に貢献してきた部分はたくさんあります。

ただそこは是々非々。ここは貢献した、ここはそうでもない。ここは逆に被害を及ぼしている。といった、正しい事実が、もっと世の中に広まるべきだと思っているだけです。

現状は、「医学は人類を助けている」と信じ過ぎられている状況なので、それを、正しい水準まで是正したい。

信じられ過ぎた結果が、今回の「コロナワクチン大薬害」も招きました。もしかしたら、各国が認めずに、この薬害は歴史的には闇に葬られる可能性もありますが、そうであろうと事実は事実です。

理論とファクトだけを追っていけば、全世界を巻き込んだ超巨大薬害であるのは100%間違いありません。

「小さな犯罪はみつけやすいけど、大きすぎる犯罪はみつけにくい」みたいな言葉があったと思いますが、今回のはまさにそれに近いものがあるでしょう。

今の世の中を、俯瞰してみれば、医療業界は病気の原因になってることの方が圧倒的に多く、病気を治している数が圧倒的に少ないことがわかるでしょう。

これは、人類の性です。
大抵の組織では、設立当初の大義は50年もたてば忘れ去られ、自分の組織の利益だけを追求しだします。残念なことに、組織の当事者は、大儀を全うしていると思い続けているケースが多い。

これは医療業界に限らず、そのほかの業界でも実は同じです。
私のいる化粧品業界だって、健康食品業界だって、消費者になんのメリットも及ぼさない、むしろ害をもたらすようなものを平気で売っている企業はたくさんあります。そして、それに気づいていない会社の方が多いところまでがセット。

ただ、人間の健康や生命というのは、重要度と影響度が高過ぎるので、医療業界がそうなってしまうと、被害が大き過ぎるのです。

蟻1匹にも満たない、超微力ではありますが、これからも、真理だけを少しでも伝えていけたらと思います。



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高橋伸嘉(のぶよし)|自然細胞科学研究者/(株)ルクセス代表/僧侶/
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