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世の中には、甘いもの好きがいたり、辛いもの好きがいたり、はたまた、今日は肉が食べたいとか、サラダが無性に食べたい日があったり。

この食の好みは誰が決めているのでしょうか?

最近の研究では、「腸内細菌」が、結構な割合で、あなたが食べたいものを決めている可能性があるということがわかってきています。

腸と脳は神経で直接つながっていて、腸内細菌がなんかしらの信号を神経を通して、脳に送っているのです。

甘いものが好きな細胞が増えてくると、その細胞が甘いものをもっとくれって信号を出し、ますます甘いものを食べて、甘いもの好き細胞の勢力がどんどん増えていく可能性があります。

世の中には、菌や寄生虫が虫の体を乗っ取って、操ることもありますので、あながちあり得ない話ではないでしょう。



逆に言うと、ある程度、腸内細菌のバランスが整っている人は、直感的に食べたいものを食べると、腸内細菌のバランスが保たれ、健康を維持できるかもしれません。

もっというと、あなたの性格も、菌の状態で左右されることがわかっています。

不安傾向の強いマウスに、大胆な性格のマウスの糞便微生物を移植したところ、移植されたマウスは、より社交的な行動をとるようになったことが確認されたそうです。

我々の好み、性格、気分などは、思った以上に、外部要因で決定されているのです。


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高橋伸嘉(のぶよし)|自然細胞科学研究者/(株)ルクセス代表/僧侶/
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