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名が知られるなんて、200年後で良い。

私の尊敬する偉人の一人が、幕末に活躍した”勝海舟”です。

この人はほんとスケールがデカい。
これくらいのスケールで考えられる人は、現存する政治家では皆無でしょう。

こんな大人物がいたから、幕末の危機を日本は乗り越えられたのでしょう。いまの政治家には到底無理。

彼の著作に、私の好きなセリフがあります。

要約すると、こんな感じです。

「大人物は名が知られるのが100年後。もっと大きい人物になると、200年~300年後だ。
それなのに今の人間はどうだ。今のことは今知れて、今の人に褒められなくては承知しないという、ケツの穴の小さいやつばかりだ」と。

いや~、海舟さん痺れますよ!スケールが大きい。

国を変えるとか、大きなシステムを変えるって、当たり前に100年単位のことでしょう。国家100年の大計です。

それをたかだか50年くらいで、いや今の人は5年~10年、いや2~3年くらいかも。

みんな、それくらい短期間で認められたいって思うから、なんか小手先の改革とか、人気取りの施策とかしてしまうんですよね。

ちっぽけだし、なんかつまらんなっ~て思います。別に普通の人はいいですけど、政治家を志してそれ、って思っちゃいます。

私は、まったく名を上げるってことに興味のない人間ですが(200年後でも知られないで良いし、そもそも大人物ちゃう)、世の中が恒久的に良くなる仕組みだけは残して死にたい。

そして何か判断を迷うときは、現世の利益が、後世への志に優先しないようにくらいは心がけています。

自分が自分を認められてたら、それが一番だし、身近な人が認めてくれてたらそれで充分ありがたい。

100年、200年くらいのスケールで考える人が増えないと、国家は良くならないだろうな~って思います。

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高橋伸嘉(のぶよし)|自然細胞科学研究者/(株)ルクセス代表/(株)QUEENS&CO.代表/僧侶/
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