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宇宙の仕組みを知る足がかりの本 ~その①「弓と禅」~

この宇宙の仕組みを知るための、名著はたくさんあります。

その中でも私の好きなものを紹介していきます。その一つが「弓と禅」です。スティーブジョブズも愛した本ということでも有名ですね。

「新訳 弓と禅」 オイゲン・ヘリゲル https://www.amazon.co.jp/dp/4044000018/ref=cm_sw_r_li_dp_PDXEE644EJDZ8NYFX6B9?_encoding=UTF8&psc=1

内容は、ある外人が、日本人の師匠に付いて、弓道を極めていく本です。その外人は、射撃の経験があったがそんなものは逆にマイナスに作用します。

まずは弓を引くだけで数年。そして的に当てるための何年もの練習がこの本のクライマックスと言っていいでしょう。

師匠は「的は狙ってはいけない」と言います。弟子はその意味がまったくわからない。ずるをしてみたり、しまいには師匠を疑い出す。

最終手段で、師匠は夜に自宅の道場に呼び出します。街灯もない真っ暗のなかで、師匠は2本の矢を射ます。

見に行くと、1本目は的のど真ん中に。2本目は1本目の矢のお尻にあたって矢を引き裂いていました。そこからその弟子は考えを改めて、弓道を極めて行きました。

的を見たり、当てようとしたらこんなことはできないそうです。結局、剣道、柔道、合気道、茶道、華道など「道」とつくもは、その技術を学ぶのではなく、何か1つのことを通して、この宇宙の仕組みを学んでいく、魂を成長させる「道」を学んでいくものです。

日本人でヒマラヤの聖者についてヨガを極めようとした人の本も読みましたが、その師匠は雪山の10mのクレパスを歩いて渡れるそうです。イメージの中で、10mを1mに縮めて、ひょいっと渡れば渡れると。この本だったかは忘れましたが、この作者の本です。

ヒマラヤ聖者が伝授する《最高の死に方&ヨーガ秘法》:成瀬 雅春 https://www.amazon.co.jp/dp/4864710678/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_7KGSW49MDMYDFTH1AK50

来月からオリンピックも開催されますが、本当にその道を極めてしまった達人が、出場したのを見てみたいですよね~。こんな人は、こんな競技スポーツなんかに出ることなんかないでしょうが。

もっと面白い本はたくさんありますので、またご紹介します!!


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高橋伸嘉(のぶよし)|自然細胞科学研究者/(株)ルクセス代表/僧侶/
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