NMN（ニコチンアミドモノヌクレオチド）はホントに効果があるのか？！

今は黎明期

1ヵ月分のサプリで３０万円を超えるものもある、いま話題のNMN。サプリや化粧品の展示会に行っても、展示商品が増えてきて、大きく流行り出す前の雰囲気を感じます。

ワシントン大学の今井教授のエビデンスでは、マウスレベルでは著しい老化制御作用が確認されています。ホリエモンが飲んでいることでも有名ですね。

ただ、どちらかというと話題優先で、人体での効果が思ったほど周りからは聞こえてきません。果たしてNMNはどこまで効果があるものなのでしょうか？

NMNの効果

ホリエモンも効果はいまのところよくわからんと言ってましたが、それはその通りで、健康な人がサプリを飲んでも効果は感じ辛いです。肌がキレイな人が化粧品をつけても効果実感は薄いです。

飲み始める前にある程度わかりやすい身体のトラブルがあって、それが改善していくことが感じれないと、鈍感な人類には効果は察知しにくいのです。

経験上、サプリでの実感を人間が感じれるのは、視力、関節の痛み、便通、翌朝の疲れなどに限られます。

同じ原料を使うと、まだ化粧品の方が何でも効果実感はしやすいです。肌細胞にだけ限定して働きかけているのと、体感覚だけでなく、視覚や触覚でも効果が実感できるからです。

実際に、NMN配合の化粧品は良いレビューは上がってきます。但し、NMNは水に溶かすと、時間が経つと壊れてなくなってしまいますので、特殊な処方が必要になります。

まとめ

もちろん効果はあるけど、私は単品の栄養素が絶大な効果を出すというのには非常に懐疑的です。

絶大の効果を出すための要件は、
・人体のメカニズムにおいて”大きな役割を担っている”成分である。
・現代人が著しくその成分が不足している。

という場合のみです。NMNはビタミンB3で、ミトコンドリアのATP産生を助けるのは間違いありませんし、ミトコンドリアにスポットが当たってるのは私の大好きなゾーンです。

ただ、大きな役割を担っているかとまでは思いませんので、効果は限定的と思います。もっと基礎的な成分をしっかり摂取して、プラスで飲むことで、より効果を感じられるのではと思います。