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”怒り”はあなたのせいじゃないかも知れない。

「脳の覚醒下手術」という新しい手術をご存知でしょうか?!

脳腫瘍の摘出手術では、手術後に全身麻酔から覚めた時に、言語や手足の麻痺などが残る可能性があります。

それを避けるため、脳自体は痛みを感じないことを利用し、頭の皮膚を切り取り、頭がい骨を開けた後に全身麻酔から意識を回復させて、意識がある状態で手術します。

意識があると、その都度、言語野や、運動野を傷つけてないかを確認しながら手術でき、安全に、できるだけ限界まで脳腫瘍を摘出することができます。

この新しい手術により、面白いことがわかってきました。


1つ目は、脳のある部分を押すと、確実に眠りに落ちるという場所があることがわかりました。

2つ目は、また別の部分を押すと、患者さんが100%怒りっぽくなるということです。

興味深いですね。怒りっぽくなるのは、生理中だったり、お腹が空いてたりとか、結構フィジカル由来で起きたりしますが、脳みそを押すだけで怒りっぽくなるんですね。

実はあなたの怒りのほとんどは、気の短さではなく、フィジカル由来だったなんて結果にもなるかも知れませんね。

まだまだ手術例が少なくて、わかっていることは少ないですが、件数が増えたら、もっと興味深いことがわかってくるかもしれません。

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