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「ファーストリフティング事件」に学ぶ教訓。

「ファーストリフティング事件」をご存知でしょうか?

絶対に知らないでしょうね。
この事件に関わったのは、たった3人だけですからね笑

わたしがサラリーマンの時代だった頃です。
後輩も交えて、3人でだべっていた時に、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった、ユニクロの話になりました。

そこでユニクロを出している会社名が何かで言い争いになったのです。
私ともう一人は、「ファーストリテイリングでしょ」と。
後輩は、「いや、ファーストリフティングですよ」と。
「いやいやいや」みたいな。

じゃ~調べて見なよという流れになり、後輩君が、インターネット(恐らく当時はYahoo)で調べ始めました。

当然ですが、画面上には、
「株式会社ファーストリテイリング」と表示されます。

そこで後輩君が発した、発言が一生忘れないくらい衝撃的でした。
「ほら~、ファーストリフティングじゃないですか~」

うわ~~~~~~~~こわ~~~~っ!!!
ってなりましたよね。
思い込みって、本当に怖いんですね。

その後輩くんには、本当にファーストリフティングに見えたのだと思います。こうやって、思い込みは現実を捻じ曲げるんだなと。

この歳になると、自分の記憶が、なんて信用できなんだという体験を何度もしてきています。
この記憶だけは間違いないという思っているものが、親に確認すると、全然違ったり、もはや昨日の記憶ですら正しいかどうか怪しい。

昔、こんな事件がありました。
1人の先生が、日本中から「殺人教師」とレッテルが貼られましたが、裁判で明らかになったのは、すべて生徒の母親のウソだったということ。

ただ、この母親も思い込み過ぎて、もはや何が本当だったかわからなくなっている可能性があります。

冤罪事件も、このシステムによって起こります。
きつい取り調べを毎日のように受けていると、無実の人が、「もしかしたら自分が殺したのかも」なんて思ってきてしまいそうです。怖いですね。

人の記憶はあいまい、そして、人は思った以上に、自分が見たいと思っている現実しか見ていません。
SNSとか見ていると、割とはっきりわかりやすい文脈でも、自分が見たい文脈に見えて、激おこしてる人が結構いますね。

人生を生きていくなら、あまり自分が正しいと思い過ぎない方が身のためです。争いの元です。

その点、メールやLineなどが普及したお陰で、証拠が保全され、言った言わない、俺が正しいとかが世の中から激減したのではないかと思い、隠れ功労賞を上げたいなと思います。逆に増えた争いもあるんかな?!(笑)

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