こちらの席はいかがでしょうか?
「空いてるお好きな席へどうぞ」は、店が席を指定する方式では無いことを言いたいんだろう。空いているかどうかは店が判断することで、客が判断できる、することじゃない。「お好きな席へどうぞ」といったら先客のいる席に座って、好きな席でいいって言ったじゃないかと難癖が付けられるとでも思っているんだろうか。そんな客はどうせおかしい。そんな水準の対応をどの客にもするような店の客である自分が悲しくなる。
「順番にご案内しますのでこちらでお待ち下さい」は、まるでこちらがわがままを言ったかのような対応ではないですか。「順番に」は、やっかいなことを言われてから持ち出せばいいじゃない。
それに比べて、「こちらの席はいかがでしょうか?」は店の都合をいれたうえで、こちらを建前として立ててくれる。もし何か支障があって別の席がいいと言ったときに「わがまま」を言った感じにならない。ちょっとした言い方の工夫で世界はもっとよくできるいい見本だな。
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