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【未経験】新人デザイナーの成長のカギはフィードバック
はじめまして!
株式会社NOBUのWebデザイナー臼木と申します。
私は異業種から転職し、未経験からWebデザイナーとして昨年12月にNOBUに入社しました。
「未経験からWebデザイナーに転職できたはいいけれど、スキルが不足している」 「デザインのフィードバック(FB)を受けるたびに落ち込む…」
デザインを始めたばかりの頃、そんな悩みを感じたことはありませんか?
私はあります!!
デザイン学習時代はもちろん、入社してからもデザインスキルの不足を思い知る日々……。先輩デザイナーから受ける大量のFBに自信を無くすことも多いです(XDのコメント欄がびっしりになったり)。
しかし、デザインを学び始めてから今まで、「フィードバックはスキルアップするうえで欠かせないもの」と実感することが多々ありました。
そこで私は、デザイン学習中もフィードバックを受けられる環境を作るようにしていました。
その結果、入社する前に個人でお仕事をする経験もさせていただいたので、初心者の頃と比べるとスキルアップできていたんじゃないかと思います。
今回は、スキルアップのために必要なフィードバックの重要性や活用法について考えてみました!
フィードバックで得られる「気づき」
デザイナーを目指して独学をしていた頃、何かデザインを作って見ても「これでいいのかな?」と常に不安を抱えていました。
本を読んでもWebを調べてみても、ビジュアル表現や、バランスが良いか悪いかなど感覚的な部分の答えはわかりません。
限界を感じた私は、デザインの講座を受講しフィードバックを受けることにしました。
実際にフィードバックを受けてみると「えっ、こんなところがダメなんだ!」という自分では気が付かなかった意外な点をたくさん指摘していただきました。
そして、その指摘された点を修正していくことで、自分のデザインがどんどん良くなっていく過程を体験しました。
その体験があったので、一人で学習中もレビューを受けられるサービスなどを利用していました。
フィードバックの効果については、デザイナーとして転職した後も実感しています。
入社後、作成したデザインに対し先輩デザイナーにフィードバックを受ける機会は毎日のようにあります。
そのおかげで、
「ボタンの文字とアイコンが真ん中になっておらずバランスが悪い」「文字サイズに統一感がなく読みにくい」「コントラストが弱く文字が読みづらい」
…など、自分ではできているつもりになっていたけれど、先輩の目から見ると全然ダメだった…!!という部分に気づくことができています。
仮に一人で作り続けていたら、問題点には気づかないまま、後で見返したら何だかイケてないと感じる……というような状況になっていたと思います。
自分で手軽に出来る模写やトレースなどの訓練でも、「気づき」を得る機会はあります。実際に、自分も日々取り組んでいて効果も感じます。
しかし、経験のあるプロの目で見てもらい指摘を受けることと比較すると、気づきを得るまでのスピードが段違いだと感じています。
短期間で成長したい場合はフィードバックを受けることが効果的だと言えそうです!
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フィードバックを成長に活かすための3つのポイント
では、FBを効果的に活用するにはどうすればいいのでしょうか?
私が感じた3つのポイントをご紹介します!
1. フィードバックを「攻撃」ではなく「アドバイス」として素直に受け取る
フィードバックはデザインをより良くするためのアドバイスです。
心を込めてデザインをしているからこそ自分を否定された…!と感じてしまいがちですよね。
しかし、先輩デザイナーはその人ではなく、その人の作ったデザインについてアドバイスをしてくれています。
自分の感情と制作物を切り離すのは難しい部分もあるかもしれません。
しかし、失敗は成功のもとという言葉があるように、フィードバックも成長のチャンスだというマインドを持つことができると、前向きにアドバイスを受け入れることができるようになると感じています!
以下は前向きにアドバイスを受けるためのマインドづくりに参考になった本です!
2. フィードバックの意図を考え、「なぜ?」を掴む
フィードバックはただ直せばいいわけではなく、その「意図」を理解することが大切です。
なぜそうなのか?を考えることで、別のデザインでも応用できるようになります。
何も考えずに言われたまま直すことを繰り返しても、自分でデザインを考える力がつかず、いつまでも修正が大量に来る、ということになりかねません。
意図を聞ける状況であれば、どうしてそうなのか、という理由も聞けるといいですね。
3. フィードバックを受ける回数を増やす
こちらは先輩デザイナーから教えていただいたのですが、最初は質より量をこなすことが成長への近道になります。
未完成でも完璧でなくでも早めに提出して意見を伺ってみる。
初期段階のアイデアの段階でも「こういう方向性はどうでしょうか?」と共有するだけでも改善案や、方向性の修正が出来ます。
完成後だけでなく、途中経過でも意見をもらうことで、フィードバックの回数を増やすことができます!また、早い段階で共有しておくことで、後々になって大きな修正が入ったりすることを防げるでしょう。
「途中の案を見せるのは恥ずかしい」と思うこともありますが、その気持ちに打ち勝ち、積極的に意見を伺っていくことが成長や仕事のスピードにも繋がってくると学びました!
まとめ:「フィードバック=成長のチャンス!」
✅ フィードバックを「攻撃」ではなく「アドバイス」として素直に受け取る
✅ フィードバックの意図を考え、「なぜ?」を掴む
✅ フィードバックを受ける回数を増やすことで成長スピードUP!
初心者からデザインスキルを向上させるための取り組みの中で、私が実感したのは
「フィードバックを積極的にもらうことで、成長スピードは何倍にもなる!」
ということです。
自信のあったデザインにたくさん指摘が入ると辛いですし、落ち込むことは当然のことです。
しかし、アドバイスをくれる先輩は良いデザインを作るための仲間であり、敵ではありません。
FBを前向きに受け止め、実践していけば、着実にスキルアップできると信じています!
「FBが受けられる環境にない」という場合でも、添削やレビューが充実しているスクールやコミュニティに所属したり、デザインレビューをしてくれるサービスもあります。
「フィードバックはチャンス」 と思えるように、失敗を恐れず積極的にFBを得られるよう前向きに取り組めたらいいなと思います。
今回はFBについて書きましたが、スキルアップ方法は他にもたくさんあると思いますので、皆さんも良かったよ~と思うスキルアップ方法があればぜひ教えてください!