組織をつくることに悩み、苦心する〜良い事業活動を行うための組織づくりとは?〜
みなさんこんにちは。
セブンデックスのメンバーが共通したテーマで毎週更新する「noteリレー」、12週目を担当する中村です。
今回のnoteリレーは「組織・文化・チームについて」とのことで、これまでのセブンデックスのメンバーがいろんな角度でセブンデックスの組織についてコンテンツを作ってくれました。
僕も全てのnoteを読ませてもらっていますが、読み応えのあるnote
が沢山なのでおすすめです。そして感想などを目にすることができたらきっと執筆したメンバーも喜びます。
(記事を執筆したとき、読んでくれた人の感想を目にすると言葉にならない嬉しさってありますよね)
そんなnoteリレーも終盤になりましたので、バトンをきちんと繋げられるよう僕も「組織・文化・チームについて」に関連するnoteを書こうと思います。
組織づくりって難しいですよね。生き物のように温度感のあるもので、目に見えないものも多い。他の会社ではどのようにやっているのか、も知りづらいし、知ったとしても環境、人が違えばそれは正解かどうかわからない。
そんな中で明確な組織論を書くことはできないし、まだ辿り着けてもいないので、明確なテーマを持ったnoteというよりは、自分の組織に対して今の考えや頭の中を書き記し、その内容から「セブンデックスってどんな会社?どんな雰囲気の組織?」ということに触れてもらえるようなそんなnoteにできたらいいなと思っています。
組織のことには常に頭を悩ませる。
会社の規模が大きくなるにつれ、日頃考える内容や時間は変化します。創業期の数人でやっていた頃よりも40人になった今では組織のことについて考える時間ははるかに増えました。今や、自分の頭の中には常に組織のイシューが存在しているようで、もはやある方が自然であり、ないと違和感さえ感じそうなほど組織のテーマを考えることには時間を使うようになっています。
経営を担うボードメンバーとして担うべき責任は「会社の持続と成長」です。そのために考えることは沢山ありますが、やっぱり「社会にとって価値をもたらす良い事業活動を営むこと」に尽きる気がします。より長く、もっと高い山を目指して事業活動の規模を大きくすることを志すと、1人でできることには限界があり、より多くの人の力が必要であることを痛感します。「速く行きたければ1人でいけ、遠くに行きたければみんなで行け。」とはよく言ったものです。
だからといって規模を大きくしたいがために都合に迎合するのも違う。それは時に、いつしか夢の形を変えてしまう可能性があり、「良い事業活動を営むこと」の障壁になることさえある。ボードメンバーが担う責任は確かに「会社の持続と成長」ですが、それは人が担っている責任であって目的ではない。そんなにも重い責任を担うのは会社として目指す姿があるからです。
ボードメンバーが担う責任は「会社の持続と成長」で、動機は「目指す姿」です。目指す姿に出来る限り近づくために、会社を持続させ成長させていく。そして成長のためには目標や憧れと言った未来への希望が必要。
「会社にはビジョンが必要だ」という言葉の意味を何周もしてようやく真に理解してきた気がします。今では「経営を続ける上で何が必要ですか?」という質問に、迷わず「ビジョンです」と答えられるようになりました。
良い事業活動ができる組織ってなんだろう?
そんな「責任」と「目指す姿」の狭間で常に葛藤しています。メンバーに喜んでもらう会社を作ることだけを考えるのは案外簡単かもしれません。しかし、メンバーが喜んでくれることと、持続的な成長できるか?それは真の意味でメンバーが働きたいと思える会社にできるか?は必ずしも重ならない部分もあります。
セブンデックスは社会にとって価値のある事業活動を営める組織、人が意欲的に働き、人の能力や可能性を拓くことができる、「いろんな意味で楽しい組織」を目指しています。
「何を楽しいと感じるか?」って会社によっても異なります。そもそも楽しいではなく別の何かを追い求める会社だってあると思います。
人によって感じることは異なるので、一概に良い組織の正解を定めることは難しいし、結局のところ、何が正解か?なんてことは自分たちで決めるしかなく、自分達が思う良い組織を作り上げる努力を重ねることの他なさそうです。
たとえば、自社のマネジメントとしてメンバーに「仕事を楽しくしてもらおう」と考えると以下の要素が考えられます。
メンバーに対して「仕事を楽しめているかな?」と考えるとき、これらが得られているか?これらに対して不足を感じていないか?を考えます。
この並びにも特色は出ていて、集団性による成長や達成に価値を感じ、仕事を通じて仲間と一緒に何かを成すことを楽しいと思う価値観が反映されています。
これらは正解ではなく、あくまで自分たちが目指す姿を実現しようと思うとこれらが必要そうだという自分なりの意見です。目指す姿によって必要な要素は変わるでしょう。
良い組織とは、「目指す姿を実現する」という目的に即した事業活動を営むために、メンバーのパフォーマンスを最大限に活かせる組織なのだと思います。
会社がカルチャーフィットを重要視して採用を行うのも同じ。生産性を高める事に組織文化とのフィットが大きく関わるからです。社会に価値を提供する良い事業活動を行うために、メンバーのパフォーマンスは不可欠。そのために採用から活躍までを本気で取り組むことにしています。
思想で終わらせない。
この数年、会社の文化をつくることとその源泉となる思想を言語にすることに苦心し続けてきました。ようやくその言語も定まりつつあり、セブンデックスとして目指すべき企業像は可視化されてきたように思えます。
思想を定め、共有できるように言語化することはスタート地点。考えた思想が思想のまま終わってしまっては意味がなく、どれだけ実現させて組織の行動として実装していけるかが肝。企業文化をつくることが目的ではなく、良い事業活動を営むため、ひいては企業の目指す姿を成すことが最終的な目的なので、きちんと思想を事業活動、業務に反映させていくことをこれから無心にやっていきます。
人が中心にいる組織は生き物のように揺れうごき、目指す姿とは異なるカタチになるときもあるし、一つの経営判断で時には想いとは別の方向に進んでしまうこともあるかもしれない。
自然的な流れにも見える組織のカタチを、逆らったり引っ張ったりして、自分達の手でカタチをつくる。それに必要なのは行動です。組織のカタチは人一人の行動から変わっていくのだと、今では強く感じています。
正直、社内に発信するぐらいでは変わりません。意志を表明するために発信することは絶対ですが、それだけでもどうにもならない。言葉にもこだわり、施策も考え、意思決定を自分たちらしいものにする。行動を促進し、足りないことにはフィードバックする。「組織をそうするために動かしてなんぼ。仰々しいイベントごとだけでなく、毎日何かを動かしていく気概が必要だということを痛感しています。
社会を想うことも、社会に届けたい価値をつくるのも、その価値を運ぶのも人です。そしてそれを喜ぶのも人。社会の中心にはいつも人がいる。価値の源泉となるのは人であり、その人が集まって成す組織は企業が社会に価値のあることを提供するために必要不可欠なもの。企業文化とは標語ではなく企業の勝ち筋です。
セブンデックスは良い事業活動を行うために組織づくりに本気の会社でありたいと思います。
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少し、自分語り的な要素も多い文章となってしまいましたが、そんな文章からセブンデックスという会社の文化を少しでも感じていただけたら幸いです。
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