インドの山奥を125ccスクーターで走って見ると、目の前は絶景映画のワンシーンだった⑤
今回のあらすじ
今は2023年5月16日朝7時ごろ、カルギルの宿を無事に出発しレーに戻る。わずかな時間であったがカルギルの街を満喫できた。
今日も素敵な景色に出会えることを期待しつつ、午前中に山越えを終わらせるという目標を抱く。
それでは、レーまでの復路も楽しんで行こう!
①宿を出発し まずはガソリンスタンドへ向かう
宿を出て、スル川を渡ろうとした時に見た景色だ。宿の付近の朝の感じや、目の前にある山のインパクト感が良かった。
川の流れる音や鳥の鳴き声も聞こえてくる。ちょっと寒いが空気も澄んでいる。
もう少しゆっくり楽しみたいが、それは次回までのお楽しみ。
橋を渡っている時も川の流れの音が心地よい。
まだ日の出から間もないせいもあり、辺りは少し暗い。
人通りもまばらである。
約3分位走るとすぐにインディアンオイルが見える。山の谷間にある、のどかな給油所だ。
営業時間は6時〜22時、年中無休とのこと。トラックやタクシーのドライバーさんにとっては、とてもありがたい存在だ。
今は朝7時位であるため、輸送トラックが燃料補給をしているのが目立つ。
これからカルシェまで120kmは走らなければならない。ガッツリ満タンにしてもらう。
3L位入れて、300インドルピー(日本円で480円)を支払う。ガソリンは決して現地の人達にしてみても安くはない。
燃料補給も行ったので、あとはタイヤがパンクしないことを祈るのみだ。
②昨日のゴール地点へ
昨日のゴール地点の朝の風景に到着。パキスタン方面はすでに明るい。
川の流れの音と鳥の鳴き声は、この景色にはピッタリだ。清々しい朝である。
今日のカルギルは天気が良さそうだ。
③朝のカルギル市内
7時30分を過ぎると、人や車が少しずつ動き始める。
今起きている人達は朝食後、いつもの様に仕事や学校へ行くのであろう。
そのような状態でもこの景色はいつもと変わらない、穏やかな雰囲気を感じさせている。
カルギル市内のバスターミナル、市場付近に着く。昨晩歩いて来た場所だ。
朝食を摂りたくても、朝早い店の開店は9時ごろである。よって朝食抜きが確定した。
贅沢な景色を沢山見ているので、これくらいは我慢するとしよう。
ちょっと町中を散歩すると、カルギルの朝ならではの景色がたくさんつまっている。
本当はもっと長居したくなるほどの雰囲気の良い町である。数分の散歩だけでも癒し効果抜群だ。
次回はカルギルでゆっくり過ごすことを念頭に入れなければ。
スル川を渡り、ダムを眺めながら少しずつ山を登っていく。
ちょっと高い場所から見ると山々の景色が川の水面に反射して写っている。いかに澄んでいるのかがわかる。
季節的にも良かったのかもしれないが…。
④カルギルを出発
これから山道に入る。
この入り口からレーまで225km、山々を越えたラマユルまで106km。先は長いが天気は良さそうだ。
先のことを考えると、お昼前にはラマユルに着きたい。昼休憩と寺院巡りで1時間位あれば上出来であろう。
高い位置から見た町の中心部だ。
よく見ると坂が多そうな町であることに気づく。
きっと歩いてまわるといい運動になるであろう。
素晴らしい景色にも沢山出会えそうだ。次回こそは山の上から見たカルギルの夜景を見たい。
これで、名残惜しいが今回のカルギルは見納め。
わずかな滞在でしたが、本当に自然と調和の取れた素朴な町でした。平和が続くことを願いつつ…。
きっと次回来る時は、もっと魅力的な町になっているかもしれない。それまでは遠くから見守ろう。
(続く)