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電子書籍の読み方について
Kindleが登場してからかなりの時間が経ち、電子書籍の読み方も大きく変わりました。以前は紙の本を愛する人が多く、「読書は紙じゃないと」という意見が主流でした。確かに、紙の本で読む読書体験は特別なものです。
しかし、情報の出版スピードが加速し、多くの本がKindleで手軽に入手できるようになりました。私自身もKindleで何冊か本を出版しています。そんな中で、ふと思ったことがあります。
紙の本をじっくり読む方法と、Kindleで5、6冊をまとめて斜め読みする方法。この二つの読書スタイルには大きな違いがありますよね?
今でも、じっくり読みたい本は紙で買っていますが、大半の本はKindleで即座に入手して読んでいます。その時に、「本当に熟読できているのだろうか?」と思うことがありますが、そうでもないことに気づきました。つまり、電子書籍には電子書籍に適した読み方があり、情報を得ることが目的の本であれば、必要な情報さえ得られれば十分なのです。
もちろん、エッセイや小説などじっくり読みたい本は紙で買って読んでいます。私の場合、こういった本は紙で買うことが多いので、ここでは除外して考えます。
そう考えると、Kindleを出版する側としても、あまりじっくり読まれないのであれば、それなりの書き方で良いのではないかと思うのです。そもそも、読書というのはすべてを覚えているわけではなく、一部だけが記憶に残ります。重要な部分をメモに残そうとしても、やはり重要なところだけしか覚えていません。私自身もそうで、必要なものはノートに書き出しておき、何度か繰り返すことで覚えるようにしています。
それならば、そのように書けば良いのではないかと思います。
記憶に留める方法は大きく二つあります。一つはストーリーにすること、もう一つは反復することです。
このような書き方に意識を向ければ、記憶に残る部分を作りやすくなると考えました。同じジャンルの本で共通のことが書かれていれば、それはその業界にとっての基本的な知識です。もちろん、独自の考えを展開しても良いですが、どこがどう違うのかを明確に説明する方が良いでしょう。突飛な話は必要なく、既存の知識の上に新たな知識を載せていくように書けば、同じジャンルの本の中でも意味が出てきます。
Kindleの場合は比較的斜め読みが多いと推測しています。
周りに聞いても、そういう読み方をしている人が多いです。であれば、その人たちに届くように、記憶に残る書き方をすれば十分です。すべての文字が記憶されるわけではありません。
重要なところを繰り返し、ストーリーにして伝えていけば良いのではないかと考えます。時短の時代ですから、無駄な記述をするよりも、エピソードを増やし、多方面からストーリーを展開する方が記憶に残りやすいでしょう。同じことも繰り返し、別の言葉や事例で説明していくことで、記憶に残りやすいものが作られるのではないかと考えています。
このことを踏まえて、Kindle出版やブログを書くということを少し考えてみたいと思います。
ただ繰り返しが多いと、クドいとコメントをもらうこともあります。そういう方には、この意図は伝わっていません。
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