高速執筆法のポイント3つ。
1つ目のポイントは型を守るということです。型を守れないとどうしても我流になってしまい、せっかく作ってある効率の良さが失われてしまいます。特に目次を作るときは、4章5節を守り、その中に箇条書きで書くことを入れていきます。つまり、この三層構造は絶対です。三層構造がうまくいっていないと、読み上げながら、その都度考えてしまって作業が遅れます。目次を作ることと、読み上げあることを完全に分離することで無駄な思考を減らし、迷うことを減すことができます。
2つ目のポイントは目次をきちんと作るということです。1つ目と重複するように思われますが、1つ目は型です。2つ目の目次は、その中身です。Kindleを執筆する場合、先頭の方に興味を引く内容を持って来ます。さらに、論理破綻しないように必要な項目を並べていきます。この部分を適当にやってしまうと、どうしても後半で書くことがなくなったり、腰砕けになるので、しっかりと目次を作り込むことが必要です。この作り込みで、後半の作業が全然変わってきます。場合によっては、途中で書くのを中断することになる場合もあります。
3つ目のポイントは、箇条書きにした節の中身について、頭の中でつなげて饒舌にしゃべれるかどうかです。これは本当に訓練なので、たくさんやるしかないかなと思います。実際に4章5節と組んだときに20節があるわけですが、この節の一つ一つの中に5から7個くらいの 箇条書き(書くこと)があります。目次の段階で、この箇条書きも、どの順番でしゃべるかに合わせて並び替えておきます。そして1つの項目について大体200文字前後しゃべれるとすれば、1000文字以上は確保できます。この1000文字は20節と組み合わさって2万文字と言うことになります。
この3つは必須項目なので、必ずやってください。
このほかに、はじめにでは、このKindle本読む理由、著者はどういう背景(権威性)をもっているのか、これを読んで何が得られるのか等を書きます。大体3500字くらい。
おわりにの部分では、執筆した想いや、謝辞、プロフィール、特典の入手などを書いておきます。大体2000文字程度。
これで、2万文字+3500文字+2000文字=25500文字となって、Kindle的には丁度いいと思います。
また、Kindleは紙の本と違って精読率が低い気がしています。ざーっと知識を得るとか、ザッピングする読み方が多いので、逆に言えば、そういう人向けの内容でもいいのではないかと思います。
であれば、短時間で書き上げる方が価値が高いです。
また、ランキング1位をとるのも否定はしませんが、最大瞬間風速になるなら、すぐに消えていくので、同ジャンルで複数冊出版した方が、権威になるのではないかと思います。もちろん、1位になれないなら読んでもらうこともないので、1位は取りに行きましょう。