初心者カメラ講座#007_シャッタースピードとは
こんにちは。
初心者カメラ講座第七弾です。
#007
そういえばこの前映画の007を一気見しました。
カジノロワイヤルから5作品。
今までスパイ系映画はミッション・インポッシブルしか見てなかったんですが、ジェームズ・ボンドも面白いですね。
話は戻って、今回はシャッタースピードについてご説明させていただこうと思います。
シャッタースピードとは
シャッタースピード(以下、SS)とは、カメラのシャッターが開いている時間、またはシャッターを切る速さを示す値です。
後述しますが、SSは速さで表します。
そのため、「SSが速い」「SSが遅い」というように表現します。
SSはカメラボディ側で設定します。
前回扱ったF値はカメラボディとカメラレンズどちらからも調整することが可能なのですが、SSはボディから設定することになります。
シャッタースピードを表す値
先述の通り、SSはカメラのシャッターが開いている時間を示す値です。
そのため、1秒、1/2秒、1/4秒、1/250秒、1/500秒など、分数で表されます。
これはその名の通りで、1秒間にどれだけの速さでシャッターを切るのかということを表します。
例えば、SS = 1s であれば「1秒間に1回のスピード」、SS = 1/250s であれば「1秒間に250回のスピード」でシャッターを切ることになります。
カメラによりますが、ボディ側にSSを調整できるダイヤルがついているものもあります。
このダイヤルで書かれている、300とか100とかの部分がSSになります。
シャッタースピードによる光量の変化
SSの速さによって、センサーに入る光量ももちろん変化します。
SSは速いほど、光が現像素子にあたる時間が短くなり、取り込む光量が少なくなる。
SSが遅いほど、光が撮像素子にあたる時間が長くなり、取り込む光量が多くなる。
以下の写真を見ていただいた方がわかりやすいかと思います。
SSが速いと暗く見えますね。
逆にSSが遅いと明るく見えてしまいます。
適正なSSの設定が必要ということがお分かりいただけたかと思います。
シャッタースピードで広がる表現
シャッタースピードは、写真において次のような効果があります。
シャッタースピードが速いほど、光が撮像素子にあたる時間が短くなり、動いている被写体を止めて写すことができます。
シャッタースピードが遅くなるほど、光が撮像素子にあたる時間が長くなり、被写体の動きや流れを表現することができます。
以下の画像をご覧ください。
(Nikon公式HPより抜粋)
SSの速さによって、背景の流れる感じが出るのがわかりますね。
カメラで写真をオートモードで撮っていて、ブレてしまった経験はありませんか?
その真相がここにあります。
SSが遅いと映像がぶれやすくなるんです。
逆にこれをうまく逆手にとって、写真の表現領域を広げていくこともできます。
下の画像をご覧ください。
(Nikon公式HPより抜粋)
水が一番わかりやすいと思うのですが、SSが遅いと流れるように撮影することができ、幻想的な写真に仕上がります。
逆にSSが速いと、水滴を細かく映すことができるので、躍動感あふれる写真を撮ることができます。
SSによる表現の幅について、おわかりいただけましたでしょうか??
まとめ
今回はシャッタースピードについてお話しさせていただきました。
意外と全てを理解しきれていない人も多いのではないでしょうか?
私も初めの頃、夜景を撮影しようとオートモードで撮っていたのですが、手ブレがひどくて、原因が全然わかっていませんでした。
要因はこれでしたね笑
オートモードだと、暗さを補填するためにSSが遅すぎるんですよね。
マニュアル設定の基礎も残すところあと1つ。
ISO感度です。
次回もお楽しみに!
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