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10月8日 大したことないポーチをなくす

ムルンダバ2日目

午前中、次の街へ行く方法を調べる。

午後は再びバオバブ並木へ。散策しながら写真を撮っていたら、カバンに入っているはずのポーチがないことに気がつく。ここにくる途中に立ち寄った村で、子どもたちにもみくちゃにされながら写真を撮った。そこで落としたかもしれない。

ポーチの中には、
日焼け止め、リップクリーム、髪の毛のワックス、酔っ払って充血した目も一瞬で真っ白くなる目薬、栄養不足を補うまあまあ高価なサプリメント、抜け毛予防のサプリメント、それにお守りがわりのコンドームが入っていた。

なくなったって全く旅に支障はない、大したことないポーチだ。なのにとても凹んだ。「遊びすぎるな」と日本を発つ時に見送ってくれたすべての人に言われてる気分だ。

その日、バオバブを見ていたらアヤさんという日本人に会った。ここへ来て初めてあった日本人で、たまたま宿が同じということもあり、夕食を一緒に食べることになった。シンガポールで働いていて、70数カ国行っているという。今回は7日間、車とドライバーをチャーターし、優雅に旅してる。あまりにも流暢な英語を使うものだから、「今、何語を話してました?流暢すぎて英語とは思いませんでした。すごいですね。」と素直に感想を述べたのだが、後になって、「英語とは思いませんでした」は褒め言葉になってないのではないかと少し反省した。彼女は終始ケセラセラとしていて、やはり優雅だった。

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