やってみて初めて見える「詰めの甘さ」みたいなこと
去る12/23、 「オオギリ的ワークショップ」第一弾【カレー向上委員会】のテストプレイを実施させていただきました。
少人数対象でしたが、WSとしては目的を概ね果たすことができ、とても
「手応え」
を感じることができました。
参加者のみなさまには心より感謝申し上げます…
加えて、やはり強く感じました
「 やってみなきゃ、参加者の立場からの事は、なかなか 分からない 」
ですね。
純粋な参加者として、その場のみなさんと対峙したからこそ、はじめて具体的にできた事がいくつもありました。
反省点として、しっかりクリアにしておきます。
たとえば、参加者の使える道具を均一にしておくということ。
どんなペンがあるか、把握できていなかった。
同じペンを使わなければ、読みやすい付箋とよみにくい付箋ができてしまう。
参加の程度に差異をつくってしまうとしたら、事前準備が足りないとしか言いようがない。
あとは「いま、何をする時間」なのかを明確にしておくこと。
参加者のココロに不安や疑いがあると、【参加者の自由度】が下がる。
制約やルールがまったく無いから「自由」なんじゃなくて、
今胸を張って自分のやっていることが正しい、気持ちいいから
「自由」なんですよね。
そのために、ワークに対する不安を与えないこと。これ大事でした。
あと、これが肝心。
プログラムデザイン段階で詰めておくべきでしたが
最初に参加者にどこまで説明するのかということ。
○○ということに気付くためのWSなんですよ、は×。
騙されたと思ってまずは言うことを聞いておけ、でも×。
ネタバラシを最小限にしつつ、
こちらの意図した手作業に、能動的に取り組んでもらう必要がある。
今回の【カレー向上委員会】のOPの場合、根幹である「オオギリ的WSシリーズ」の説明をすればよかったのかもしれない。
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けっして大喜利そのものとは違う、
だけどオオギリ的な魅力に触れ、オオギリ的なチカラを育むWS。
ボケる必要も、ウケる必要もないけれど、
気づいたら「オオギリ力」の一端に磨きがかかっている、
それが「オオギリ的ワークショップ」
「オオギリ力」は、人前で話せる度胸や、独創性だけではない。
ものを見るチカラ、共感を誘うチカラ、整理して編集するチカラ。
お笑いの舞台だけではない、日常生活やビジネスの現場でも
必ず活かせる「こころとあたまの基礎体力」になる。
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そんな話をすればよかったのかなぁ、と。
しかしこれでも、少し意図を見せすぎ、喋りすぎ、かもしれない。
ビジネスマンや就活生向けには、これでいいかもしれませんけど、
でも主婦や中高年の方に体験していただく場合はどうだろう。
これが「場にフィットさせる」という難しさなんですよね。
うーん。
一度やってみるだけで、ずいぶん悩みは増えるものです
これらをクリアして、より良いものにしていきますよ。