だって世界の半分は夜なんだから という話

(初出:2016.1.3 at Facebook)
・今更ながら、SNS上には批判的発言が多くなりがち
・その大半は批判になってないけど
・論理破綻していて、自身の無知や論理性の欠如を晒してるだけのものが多い

・一例として、さっきも、クソみたいなdisりツイートを見た
・どこぞで 私は76歳の元慰安婦の話を聞いたことがある というツイートがあったらしい
・沢山の人々が【70年前に6歳やんけ、慰安婦出来るわけねーだろ】とたくさんの人が嬉々としてリツイなり何なりしてた
・「いつ」話を聞いたか、には言及されてない
・「10年前に聞いた」のかもしれないのにね(元情報ではここに言及されておらず確かめる術はない)
・矛盾見つけたぞーヒャッハ-って思っちゃったのかな

・このレベルのロジックプアな発信はほんとに何百件と見かける
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・パッと感情的に書いちゃうんだろうね
・Twitterらしいといえば、らしい
・井戸端や居酒屋で愚痴るレベルなら、まあ、これでもいい
・昔と違って、それが広く晒されている、というだけの話

・そう、これはただの井戸端の愚痴なんよね
・主義主張と言えるレベルのものではない
・しかし、公開されちゃってるから、目に入ってきちゃう
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・そもそもデジタルコミュニケーションそのものが、ネガティヴになりやすい、批判的になりやすいものだ、と過程して

・そのネガティヴは
【ストレス発散の場として機能し、現実世界を補完している】
【ひとの感性をネガティヴにしてしまい、現実世界にも悪い影響を与える】

・どっちやろ

・どちらの要素もありそうだ
・なるべくなら、このネガティヴは、前者として機能してほしい
・それはプレイヤーの気の持ちようとか、器の大きさ、によるのかなぁ…

・そもそも論として、概念・認識としての「ネガティヴ」と、どう付き合うか、という問題に、少し踏み込むことになる

・ネガティヴなこと、と、どう付き合うか

・口に出したほうがいい、というのが持論だ
・嫌いなものを嫌いと言ってしまえるほうがいい
・イライラしたら、愚痴っちゃうほうがいい
・陰口叩いちゃうほうがいい
・それを許容できる構造が世の中にはあったほうがいい

・それがTwitterで展開されちゃうと、知らぬ間に主義主張やイベントログになっちゃうんやね
・ただのつぶやきなのにね
・忘れ去られる戯言、世迷言であるはずのものなのにね
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・俺はスーパーポジティブな考え方の人が嫌い

・ポジティブな発想ができる人、という意味ではないよ
・何でもかんでもポジティブな勢いで、うまくいく、なんとかなる、と考えている人、が嫌いなだけ
・あと、簡単に「みんなのこと愛してます」とか言っちゃう人も嫌い
・誰とでも腹割ってじっくり対話すれば必ず分かり合えるとか言っちゃう人も嫌い

・そういう人は、自分が「誤った」とき、自らの非を本質的に認めないことが多い
・ポジティブを傘に着て思考停止しとるだけやな、って思う

・やっぱり愚痴の言える第三空間、とか
・クソみたいな事でも言い合えるような間柄の友達、とか
・そういうダークサイドが必要なんちゃうかなぁ
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・1年くらい前から思ってることなんやけど
・地球の半分は
「夜」
でできている

・明るい世界の裏側はいつも真っ暗だ
・しかし半日すれば、大地は周り、夜だったところにも日は当たる
・先ほどまで陽の光の下で過ごしていた人にも、暗い夜が来る

・その繰り返しで、ひとはバランスをとっているのではないかな

・陽のあたる時間、仕事や人付き合いはなるだけポジティブに

・日が沈んでからは、愚痴るなりゴミツイートするなり、好きにすればいい

・夜の闇世の中では、ロジックプアでも浅いことでも構わないから、 そのネガティブ、吐いてしまえばいい

・そんなんでええんちゃうかな
・裏表があってええんちゃうかな
・世界の半分が常に「夜」であることを有効活用したらええんちゃうかな

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