【雑談】待ち時間が楽しかったあの頃の話
お尻に火がついてやっと動き出した免許更新当日
受付時間前に着いたにも関わらず、免許センター入口は長蛇の列。手際の良いおじさまに整理券を配られ指定の時間まで待つことになった、ある日曜日のお話です。
とりあえず近くのコンビニに行って朝ごはんを調達、時間を潰すか〜と付近を散策しながら昔のことを思い出していた。
前なら待ち時間のお供は文庫本。
病院の待合室や銀行、お役所で待たされる時間
は全く苦じゃなく、むしろたくさん本が読めるとワクワクするような時間だった。
綾辻先生の殺人シリーズや恩田陸、宮部みゆき、道尾秀介、山田詠美などなど…文庫本1冊あれば2時間も3時間も余裕で過ごすことができた。
なのに今は、スマホの充電を気にしている。
いつの頃からか文庫本を持ち歩くこともなくなり、スマホ一つで待ち時間を過ごすようになっていた。
ニュースやSNSを延々スクロールしてたら、あっという間に時間が過ぎるのだ。
スマホは必ず持ち歩くものだから手軽さとか身軽さとか、色々考えたらそうなって然るべきだし、その事実に自己嫌悪しているわけではない。
今はそうだな〜と気づいただけのお話。
本の世界に没頭する時間はとても楽しかった。でもスマホから次々と入ってくる情報も面白いと感じる。
その時その時で自分が心地よいと感じるものを選び、生きていけたらと思う。
明日は本を読んでるかもしれない、
秋だしね。