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マルちゃん🙆♀️ 20歳になる
いつも読んでいただき、たくさんの励ましをいただき
ありがとうございます。
知的障がいを持つマルちゃん🙆♀️ 20歳をむかえました。
20歳まで生きてくれて
ありがとう
マルちゃん🙆♀️に伝えました。
小さな花💐とともに。
今日は、マルちゃん🙆♀️との これまでの歩みについて、
振り返ってみます。
マルちゃんが1歳を過ぎた頃、
熱性痙攣を起こしました。
結果として、処置の判断が遅れ、知的障がいを持つ事の要因の1つとなりました。
ダイ兄ちゃん、チュウ兄ちゃんも同様な症状がありました。
その為、冷蔵庫には、解熱剤の坐薬が常備されていました。
雨が降る☂️ ある寒い日の事。
23時に帰宅した、のぼさん。
ベビーベッド🛌から、
落ちて泣いていた
マルちゃんの様子が
少し変です。
痙攣が始まりました。
すぐに奥様のTさんが
坐薬をいれました。
3分が経過しました。
いつもは、これで収まります。
お医者様から、言われていた事があります。
痙攣が5分過ぎると脳🧠に酸素が行かなくなり危険。救急車🚑を呼ぶように。
4分が経ちました。
のぼさん、明日の仕事が
気になります。
所属部署の部長と関係性が悪く、日々、説教部屋に呼ばれてました。
3人のパパ👨となり、給料💰を増やすには、上司の命令を守り、出世が必要と思ってました。
当時、育休制度があったかは、忙殺の日々を過ごしていた のぼさんには、わかりません。
朝から晩まで働いて、
成果を出して、
椅子💺とりゲームに
勝つしかない!
そう、思い込んでいました。
5分がすぎました。
翌日の仕事の事を考え、もう少し様子をみる事にしました。
6分がすぎた頃
マルちゃんが泡を
吹いている。
顔をたたいても反応がない。
白目をむいている。
奥様Tさんの声に、
初めて 命に関わる事
に気づいた のぼさん。
救急車🚑を呼ぶか
自家用車で病院に
連れて行くか
夜中に人目👀を気にする
のぼさん。
自家用車で近くの総合病院の夜間受付に連れていきました。
たまたま、その日に
小児科医S先生🧑🏫が
当直でした。
すぐに対応いただきました。
お父さん
大変危険な状態です。
当院では処置ができません。
今から小児医療センターまで
緊急搬送します。
落ち着いて、現地まで
来てください。
救急車🚑の後ろを懸命について行きました。救急車からは、危険行為なので、何度も
注意⚠️をされました。
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
叫びながら運転しました。
夜中の2時🕑に到着。
たくさんの処置を
いただきました。
心肺停止。
テレビでみるモニターでみる、あれです。
ピーという音。
モニターの波形が平になる。
S先生🧑🏫は、落ち着いています。
お父さん 離れてください。
AEDが作動され、小さな体が
ゆれます。何度か繰り返されました。
涙が、涙が とまりせん。
なんてバカな事をしてしまったんだろう。
数回AEDをくりかえされた後、心臓❤️が動き出しました。
生き返った。
朝4時🕓 S先生は、救急車で自分の病院🏥に帰っていかれました。
奥様Tさんに電話しました。
夜中に飛び出てから一度も電話をしなかった事で、しかられました。
マルちゃん🙆♀️の意識は、しばらくの間、戻る事は、ありませんでした。
それでも、毎日、毎日
奥様Tさんが病院に様子を見に行きました。
数週間後、
目を覚ましたマルちゃん。
残念ながら、
のぼさんやTさんを認識する
事ができません。
じいじやばあばがお見舞いに来てもわかりません。
このまま寝たきりか。
小児医療センターの病棟は、
入場制限🚫がありました。
子供の入場は、できません。
夏☀️のある日。ダイ兄ちゃん、チュウ兄ちゃんを連れて、病院へ。
兄ちゃん達も心配です。
早くマルちゃん🙆♀️と遊びたい。
顔を見たいと言う兄ちゃん達。
ドア越しに
数ヶ月ぶりの再会です。
ドアを一生懸命に叩く、
兄ちゃん達。
マルちゃんは、反応がありません。
兄ちゃん達は、ドア越しに
叫びます。
マルちゃん、わかる?
兄ちゃんだよ。
早く帰って遊ぼうよ。
家🏠から持ってきた
マルちゃんのおもちゃ🧸を
見せてます。
マルちゃん🙆♀️
反応しました。
兄ちゃん達に向かって
扉をバンバンと叩きます。
どうやら、分かったようです。
嬉しかったのでしょう。
奥様Tさんの胸に
マルちゃんは、ヨタヨタと
歩いていきます。
私達の家族に、
マルちゃんは、戻ってきました。涙、涙での生還です。
それから数週間後、我が家に
帰ってきたマルちゃん。
家族に見守られながら、
成長してきました。
障がいがある事が分かったのは、それから10年後の事です。
今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
青空が広がってきました。
夏☀️が近づいてきました。
田植えも始まり、木々が
激しく成長しています。
みなさまに素敵な出会いと
笑顔があふれる日々となりますように。
のぼさん