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「本のデザイン制作」サービスをさらに強化しています。

創業以来18年続けている、本のデザイン制作事業の抜本的改革が今回のコロナ禍最大の”スパイシー・チャンス”でした。

スパイシー・チャンスとは? 下記をご覧ください。

3ヶ月計画で進めていた準備が完了したところで、8月から止めていたいろいろなことを再稼働しています。

さらなるスタッフ募集のため、次の段階に入る前に、これまでとこれからについてまとめてみました。

「復旧でなく建設」

産休に入った社員の補強が間に合わないまま立て続けの緊急事態宣言になってしまい、今年の頭からひたすら人手不足解消とリモート体制構築の二正面作戦でした。

この調子で後手に回ってると終わりなき消耗戦突入だなと、この際、先人に習って「復旧でなく建設」だと、全社員フルフレックス・フルリモートにして長年の課題であった働き方改革を断行しました。

しかし、十数年続けてきたことを変えるというのは至難の業ですね。人間そう簡単には変わらないものだとは思っていましたが、この状況下では未来像をイメージすることがなによりも難しかったようです。

そこで、社員の生活や感染の不安を解消したうえで、一人ずつ順番に、そして最後は一気にエイヤ!とゴリ押しで切り替えました。

簡単に書いてますが、不安の募るオリパラ開催と急激な感染者増ともあいまって、8月ごろはお先真っ暗という感じでした。

「チームアップ」

ところが、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれなのでしょうか、7月の人材募集から開き直ってリモートワークの業務委託スタッフにも門戸を開いたところ、ベテランの方に複数応募頂いて一気に現場が楽になってきました。

それこそ、ここ数年は産休社員の対応や、ジュニア・デザイナーに対するシニア・デザイナーの社内配置などでずいぶんと頭を悩ませていたのですが、それもこれも一気に解決の方向へ向かいました。

Isshikiは「デザイン・制作」の一式として、編集者として私自身あったらいいなと考えてデザイナーと本文校正(DTP)スタッフをチームアップすることで実現させたサービスです。

そのため需要は底堅く、こういった状況下でも新規でご依頼を頂いていて大変ありがたいことなのですが、現場からとすると「なぜ複雑なことをやるのか」、「業務が増えるのでは」など、仕事を増やすことへの不安が大きかったことも事実です。

特に外注で凌いでいた制作者の確保と、その管理業務にも限界が近づいていたのですが、全社リモートワーク環境にして社内外をフラットにすることでデザイナーのチームアップが容易となりました。

サービス事業の展開段階へ

このように高度な業務分担の組織構造をフレキシブルに整えられるようになったことで、長らく続けてきたサービス開発を展開フェーズへ移行できるようになったことが今回の抜本改革の最大成果です。

プロダクションを経営していて常に考えていることですが、知識労働であるデザイン制作業務をいかに楽しく楽にするか、その環境を整えることによってはじめて、購読者のことを考え企画制作を担当されているクライアントの皆さまの要望に応える仕事ができると考えています。

加えて、手掛けた本の購読者の方々にも満足頂けるデザインを提供するためにも、引き続きデザイナーとDTPデザイナーを募集します。

また、チーム増強によるサービス品質向上のため制作マネジャーも募集します。こちらは制作業界に在籍していた経験があれば出版デザイン制作実務経験は不要です。



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