香月登

1969年、福岡県生まれ。出版社編集者を経て2003年株式会社デジカルを設立。書籍のデ…

香月登

1969年、福岡県生まれ。出版社編集者を経て2003年株式会社デジカルを設立。書籍のデザイン制作・出版サービス事業を展開しています。2020年、出版事業を分社化して株式会社金風舎を設立。「現役世代に読まれる本を届ける」をテーマに新しいスタイルの出版を実践しています。

最近の記事

研究者向け出版サービス「POD-ACADEMIC」をリリースしました。

プレスリリース出しました。 PODがはじまって10年になります。最初期から実践していますが、noteではあらためてPODって何?というおさらいからやっていますのでぜひご覧ください。 営業している社員の話によると、研究職の先生方なので飲み込みが早く(すでにUSでやっていたりとか)、本サービスの需要は高いと感じていますが、実際の要望としては「一般書としても売れるようにして欲しい」ということのようです。 そういった意味では、書店で売れるように仕上げる企画編集ができる当社として

    • 福岡オフィスを開設しました。

      福岡県宗像市に「福岡オフィス」を開設しました。 なぜいま?どうして福岡に? その理由を語り始めるととても1回ではまとめられませんが、できるだけ簡単に経緯とこれからの展開について説明します。 発端はフルリモート体制への切り替えコロナ禍にはいって何度も緊急事態宣言が続く中、それまで内勤のみだったデザイン制作事業をフルリモート体制に再編しました。 このデザインチームのマネジメント担当として、縁あって私の実家の隣街に住んでいる方に遠隔地在宅勤務の形で入社してもらうことになるので

      • もっと本が読まれる未来へ。金風舎の出版プラットフォーム「DCH - Digital Contet Hub」

        企画段階からのコンテンツ販売とPRで、 単行本が書店でちゃんと売れる未来へ。 インターネットが広まり膨大な情報が手に入る一方、街の書店は減少し、多くの人にとって新しい価値ある本との出会いの機会が少なくなっています。 一部の話題性のある本を除き単行本が書店でなかなか売れなくなり、「本を出したい」と思っても踏み出せずにいる人も多いと考えます。 金風舎では、このような書店減少の危機的状況を受け、これまでに培ったデジタル出版の技術を活かした出版プラットフォーム「DCH - Dig

        • AmazonKindle「インディーズマンガ」は"電子書籍"ではない。

          金風舎は、デジカルの出版レーベルとしてスタートして10周年。 これから新しい取り組みをつぎつぎ始めます。 その第1弾、金風舎既刊本のコミカライズです。 マンガでわかる Kindle 読書術 (全1話) 著者の岡野さんには、底本の『Kindle読書術』著者の和田さんとともに最初期からお世話になっています。というより、お二人の存在がなかったら、いまの金風舎はなかったといって過言ではありません。 実践してみて気付いたこと昨年、企画を岡野さんから提案頂いてから(長らくお待たせ

        研究者向け出版サービス「POD-ACADEMIC」をリリースしました。

          なぜ50歳にして出版社を創業したのか

          団塊ジュニア世代を当て込んだ「50歳」を冠したコピーが増えているように思いますが、それに乗っかって考えを整理してみました。現在まだ54歳になったばかりですので、後進に役立つような記事ではありません。あしからず。 金風舎の設立は2020年10月8日で、当時満50歳でした。そのときに提出した書店取次口座開設の申請書記入例に「取次太郎 50歳」とあって「同い年じゃないか!」と嬉しくなったので覚えています。 なぜ立ち上げたのか、何度か旧ブログにも書きましたが申請書に書いた理由その

          なぜ50歳にして出版社を創業したのか

          大学教員向け「本格POD出版」サービス

          デジカルで出版サービスを展開することにしたため、金風舎の表看板から取り下げている「本格POD出版サービス」ですが、POD(プリント・オン・デマンド)の認知が高まってきたためか、最近問い合わせをいただくことが増えてきました。 このサービスページは取り下げようかと考えていましたが、いろいろご要望をお伺いするうちに、「大学教員向け」に特化したサービスを展開することにしました。 2024年3月サービスリリースで準備中です。 大学教員向け本格POD出版サービス大学関係では、非売品

          大学教員向け「本格POD出版」サービス

          本を出版したい人に、最良の方法と手段を提供します。

          「本をつくる未来を創る。」デジカルでは、30名弱のチームで編集者向け「制作サービス(Isshiki)」と、著者向けに3つの「出版サービス」を展開しています。 ■制作サービス ・本のデザイン制作(Isshiki) https://lp.digical.co.jp/isshiki/ ■出版サービス ・書店配本出版 https://lp.digical.co.jp/publishing_service/ ・デジタル出版 https://kimpusha.co.jp/pod-pu

          本を出版したい人に、最良の方法と手段を提供します。

          「実用的な人文書の新刊を提供する出版プラットフォームを創る」計画

          デジカルは、創業20周年の節目を迎えた昨年、これまで培った技術と実績を生かし、次世代の出版・情報発信を実現する「本をつくる未来を創る。」というビジョンのもと、新たにスタートを切ることにしました。 遡ることいまから3年前、2021年の夏のことです。 コロナ禍直後からリモート体制への転換に成功はしていましたが、度重なる緊急事態宣言の影響で退職も続き人材不足の大ピンチに陥りました。 それまでの数年、監督官庁の指導のもと「働き方改革」を真面目にコツコツ対応して体制変換を進めてい

          「実用的な人文書の新刊を提供する出版プラットフォームを創る」計画

          出版のDXで新たな読書体験を創造する会社

          ホームページリニューアルしました。 メッセージやキャッチコピーなどテキストは全部AIに考えさせました。いろいろ試してみて、いまのところBardがいちばん相性がよいです。コツは掴みました。 この1年ほどは、事業構造改革と称して社内体制の刷新に忙殺されまったく手がつけられなかったこともあり、リニューアルを決めて2年半かかりました。 そしてリニューアルしたばかりですが、今度は1年半で改修する予定です。 「本をつくる未来を創る。」という新しいタグラインですが、現在の「本をつく

          出版のDXで新たな読書体験を創造する会社

          「本をつくる未来を創る。」 - 株式会社デジカル

          ホームページを改修すると書いて1年半経ちました。 サービスや商品開発体制を外形的にわかりやすく整えることに思いのほか時間がかかりましたが、ようやく公開できる程度に整ってきました。 本をつくる未来を創る。いまデジカルは「本をつくる会社」として、出版界最大規模の制作チームを標榜しています。 リモート制作体制への切り替えでこの2年ほど水面下に潜っていましたが、新軌道に乗せることはできましたので、これから3年前に目指していたことに本腰をいれます。 いまを生きる人々の生き方や社

          「本をつくる未来を創る。」 - 株式会社デジカル

          「これからの時代を生き抜くための実践的な知恵」をお届けする出版シリーズ

          【次世代の教科書】は、株式会社金風舎が運営する「これからの時代を生き抜くための実践的な知恵」をお届けする出版シリーズです。 2023年3月に第1弾となる『いつのまにか自分の幸せは、マルチにとって都合のいい幸せに置き換えられていた。』を電子書籍発売。その後、4月に第2弾『脳内言語化』、5月に第3弾『500人以上の無名の人にインタビューしたら人生変わった。』を発売し、着々とシリーズを増やしてきました。 そして今回、現代川柳界の若手ホープを取り上げたインタビュー録と、現役フォト

          「これからの時代を生き抜くための実践的な知恵」をお届けする出版シリーズ

          次世代の教科書とは、人文書が売れる新しい出版のしくみ、です。

          さしずめアッテンボローなら「俺たちは伊達や酔狂で”出版”やってるんだ!」というところです。 このまま同じことを続けていても、明るい未来は拓かないだろうと考えると、開き直ってやった方が結果上手くいくんじゃないのと思ってます。 パソコン(当時はMS-DOS)にハマって、その経緯でPC解説書編集者の職にありついて30年。出版のDXを実践できるところまでやってきて、いまやらずしていつやるのかという。 「研究はいつでもできる」と就職を進めてくれた、当時パソコンを教えていた名誉教授

          次世代の教科書とは、人文書が売れる新しい出版のしくみ、です。

          「次世代の教科書」は、”面白く役立つ本”が読み放題の出版プラットフォームです。

          「次世代の教科書」とは 金風舎から発刊している出版シリーズです。 「次世代の教科」編集部では、学生インターンスタッフとの企画会議を運営しつつ企画制作を進めています。3月、4月と1冊ずつ新刊を発刊しました。このあと5月に1冊、6月に2冊、そして9月までに10冊を発刊し、以後、毎月1~2点以上の新刊を展開し、来年度中に100冊を達成させる計画です。 専用サービスサイトを開発しました。発刊した電子書籍は、「次世代の教科書」サービスサイトに収録し、いわゆるサブスクリプションサービ

          「次世代の教科書」は、”面白く役立つ本”が読み放題の出版プラットフォームです。

          「次世代の教科書」基本の100冊発刊計画をスタートします。

          来年度の新しい教科書として採択を目指している「次世代の教科書」プロジェクトですが、多くの方にサービスの真価を知ってもらうため、基本の100冊発刊計画をスタートします。 令和6年度中に収録新刊100点の発刊を実現し、以後、毎月5冊の新刊刊行を目指します。 私たちが思い描く未来像は、3年後の高校生が各自の端末で「次世代の教科書サービス」を楽しんでいる姿です。 「次世代の教科書」は、今をたくましく生きる現役世代の知見、経験を集めた、面白い読み物を選ぶことができる図書館であり、

          「次世代の教科書」基本の100冊発刊計画をスタートします。

          「高森町タブレット図書館」へのデジタル図書館提供を終了します

          高森町タブレット図書館のベースとなっている新聞社の電子ライブラリー共同開発契約を終了することにしました。 デジカルとしては、本プロジェクトで獲得した多くの知見、経験、成果からデジタル図書館プロジェクトのさらに一歩先へと駒を進める考えです。 前進するための撤収です生徒の利用も進み、コロナ禍スタートでDXの気炎もあがって個人的にはさらなる営業好機と考えていましたが、こちらの求めるスピード感で営業を担当する新聞社担当者との足並みが揃うことはありませんでした。 高森町には天皇皇

          「高森町タブレット図書館」へのデジタル図書館提供を終了します

          「原稿を本にしたい」方のためのサービスです。

          自費出版と商業出版のデザイン制作に携わって20年になります。お客さまとなる「著者・編集者・広報担当者」の皆さまのご要望にお応えるする形でサービスを立ち上げました。 どういった考えでサービスを提供しているのかはこちらをご覧ください。 デザインすなわち「設計」がしっかりとできることが当社の強みです。 株式会社デジカルで原稿を本に仕上げ、株式会社金風舎で出版します。制作費は出版社に提供している制作費とほぼ同じで、出版にあたって費用は頂きません。 自費出版でも商業出版でもあり

          「原稿を本にしたい」方のためのサービスです。