【勝手に人生相談 No.507】将来の介護を願ってくる義母 ( 滋賀県 50代女性)
▼ご相談内容▼
▼やまのぼ回答▼
「老病生死」は、人間として避けられない四つの苦しみを意味する仏教語です。あなたを含めた誰しもが、避けられないことなのです。
それは、必ずしも、年齢順に沿って訪れるとは限りません。単なる、確率の問題であって、子が親を看る確率が圧倒的に多いというだけです。
つまり、人生はリレー競技のバトンタッチのようなもので、義母さんも親御さんの介護をしてこられ、やがてあなたもお子さんたちから、介護される運命を背負っているのです。
人間は、所詮一人では生きていけません。それは、お互い様の話なのです。
いまこそ、お友達と意見を共有するように、ご親族同士で義母さんの介護について、話し合うべき好機だと思います。
あなた一人で、悶々とせずに、親族間で忌憚なく話し合うことが重要だと思います。
介護サービスを利用するとか、兄弟全員が交代で介護するとか、より具体的に話しあえば、きっと解決策が見い出せると思います。
あなたが言うように、長男の嫁がすべきだという考えかたは、払拭すべきだとは私も思いますが、陰で愚痴るのではなく、親族間でオーサライズさせるべきコアなことだと思います。
ちなみに、私の実父の晩年を、兄弟姉妹5人が交代介護で看取りました。
当時、私は関東在住でしたが、仕事にヤリクリをつけ、月に何度か関西まで、介護に出かけていました。
もちろん、経済的負担分担など、いろいろの揉め事を孕みながらですが、親孝行の真似事ができたことに、今では感謝しています。
明日は、わが身という言葉を、心して親族間で話し合えば、義母さんのお気持ちが晴れる解決策が、きっと見つかると信じます。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.508】埼玉県・40代女性のご相談です。「私語多い社員にイライラ」を、予定しております。
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