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【勝手に人生相談 No.288】小1の娘 同級に粗暴な子 (高知県・30代女性)

▼ご相談内容▼

30代の契約社員女性。

小学1年の娘のクラスにいる男の子のことで悩んでいます。

授業に集中できるタイプではないようで、授業参観では、教室から飛び出して走り回っていました。

サポートの先生がその子につきっきりの状況でした。

周りにてをあげてもいるそうです。通りすがりに背中や頭をたたくことがあり、注意されると「うるせい」と言って手を出してくるそうです。

学級懇談で保護者が簡単な自己紹介をした時、その子の母親は「やんちゃで迷惑をおかけしています」と疲れているようでした。

娘に「なるべく近づかないように」と話していたところ、ある日「おなかをたたかれた」と言って帰宅しました。

痛みはすぐに治りましたが、「やんちゃがすぎる」のレベルを超えているように感じます。

娘にできるか助言をお願いします。

高知県・30代女性

▼やまのぼ回答▼

 せねばならない助言はたくさんありますが、絶対にしてはならない助言はたったひとつです。

 現れている現象にとらわれがちですが、まだ小学1年生の男の子自身に、粗暴行為の責任を問えません。その行為の善悪の判断すらできないのですから。

 一般論で恐縮ですが、男の子の粗暴行為は、彼の親御さんの影響が大だと思います。

 家庭では、厳しい親御さんの下で、抑圧された感情を、家庭外で弱者に対するイジメ行為で発散しているのでしょう。

 いわば、男の子は親御さんの被害者なので、可哀そうなお子さまです。

 もっと言うならば、親御さんがそのことに、気付かれていないのが、とても可哀そうです。

 親御さんが気づくまで、男の子の「やんちゃ」はエスカレートし続けると思います。

 そこでまず、娘さんにせねばならない助言は、男の子と関わらないようにすることです。簡単な対処方法は、物理的に距離を置くことです。

 つまり、絶対に近寄らないことです。

「君子危うきに近寄らず」という諺を、娘さんのわかる言葉で、話してあげましょう!

 次にせねばならない助言は、その男の子の悪口や陰口に、絶対に加わらないことです。精神的にも距離を置くということになります。

 最後に、絶対にしてはならない助言は、その男の子に対する非難や、親御さんの悪口は、口が裂けても娘さんに話さないようにしましょう。

 どこの親御さんも、わが子は可愛いものです。

 男の子の親御さんも、悪気があって、男の子を育てていないのですから。

 ただ、やり方が間違っているだけです。ヨソの教育方針に、口を出す権限も責任もありません。


▼次回のご相談予告▼

次回の【勝手に人生相談 No.289】北海道・60代女性のご相談です。「60代女性 家族との記憶が薄い」を、予定しております。


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