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【勝手に人生相談 No.481】介護、技術、労力面で限界 ( 和歌山県・40代男性)


▼ご相談内容▼

私には現在87歳の両親がいます。

母はコ〇ナ禍が始まって以来、外へ出ることを控えているうちに、家の中でも自分がすべきことを忘れていたり、体力的にも虚弱体質になってきたりしています。

仕事の合間に家で介護しています。

母は施設への入所は拒絶しています。

私も自分で見てあげたいのですが、素人ができる介護は技術的にも労力的にも限界があります。

和歌山県・40代男性

▼やまのぼ回答▼

 ご両親と話し合うしか、手だてはないと思います。そして、お互いが納得するまで、時間をかけて話し合うことしかありません。

 その際に、まず、話し合うべきことは、現況の共有化でしょう。

 まず、お母さまが施設へ入所拒否されることを、充分に理解していることを、伝えるべきです。ご自分も、できることなら、今まで通りに介護してあげたいことも、併せてお話になることです。

 そこで、できることと、できないことを、お話ししましょう。できないことは、できないと、はっきり進言することは、無責任なように聞こえますが、それは、まったく逆な解釈です。

 できないことを、さもできるかのように振舞うのは、偽善であって無責任なことです。なぜならば、必ず途中で放り出すことになるからです。

 はっきりするべきことは、嫌だから介護を放棄するのではなく、自分にも限界があることを理解してもらうことです。

 むしろ、親御さんのことを思って、施設への入所を進めるのだと、説明し理解してもらうことです。

 素人であるあなたが、このまま介護を続ければ、いろいろと問題が起こることを、具体的に話し合えばいいのです。もちろん、不測の事態をも含めて。

 これから、現実に起こり得る事象は、ある程度の確度をもって、予想できると思います。先人たちが、遭遇した時に処したように、振舞うべきことだと思います。

 誰だって、できないことは、できないのですから。それが責任ある回答だと思います。

 つまり、施設への入所は、あなたの身勝手でなく、むしろ親孝行なのだという信念で、お話してあげることです。理解が得られるまで!

 

▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.482】千葉県・20代女性のご相談です。「20代 仕事以外する気力ない」を、予定しております。

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