【勝手に人生相談 No.158】実家の高齢の母が不安定(富山県・60代女性)
▼ご相談内容▼
▼やまのぼ回答▼
できないことを、数えても何も進展しません。
小さなことでも、できることを探して、少しづつでも実行しなければ、改善できないと思います。
最近、寿命と一緒に語られるのに、「健康寿命」という考え方があります。ご相談者のお母さまは、90歳になられても、まだご子息や、家のことが気がかりでおられるなんて、精神的にとても健康ではありませんか。
ご本人が、頑張れると仰っているかぎり、そのご意志を、できるだけ尊重してあげればいいと思います。
とはいうものの、確かに、ご高齢ですので、日中はご心配のことと、お察しします。その対策のひとつとして、民間の警備会社に、機械警備など依頼し、日中だけでも監視してもらえば、いかがでしょう。
やまのぼの母方の祖母も、そこそこ元気なうちに、事情あって施設に入居させた経験があります。施設に入ってから、数度見舞いに行きましたが、みるみるうちに、老け込み数カ月で逝きました。
子ども心に、家でいればもう少し、長生きできたのではという、家族の話に納得したことを思い出しました。
いま、改めて思うことは、祖母の生きがいを奪ってしまたことが、大きな原因だったと思います。ボケ(いまは認知症という)ながら、テレビを楽しみ、家族とスッタモンダしながら、好き勝手に一日を、過ごすことは彼女にとって、かけがえのない人生の喜びだったのだと、いまでも、ホロっとすることがあります。
大切なことは、ご本人の意思をできるだけ、叶えてあげることだと思います。施設や病院は、ご本人が判断しづらくなってからでも、遅くはないと思います。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.159】は、福岡県・20代女性のご相談です。「過干渉の母親のいる彼」を、予定しております。