【勝手に人生相談 No.239】せっかくのお志を断りづらい(東京都・60代女性)
▼ご相談内容▼
▼やまのぼ回答▼
まず、結論から申し上げますと、こうするのが正解だとか、こうする方はベターだという処理の方法はありません。ケースバイケースだからです。
例えば、花束など受け取るときの状況によって、その処し方が変わると思います。他のお客様がいらっしゃらない場合は、丁重にお断りの言葉を添えつつ、喜んで受け取ればいいと思います。
もしも、他のお客様がいらっしゃる場合は、頑なに断るポーズが必要です。他のお客様へのアナウンスという意味合いで、少し大きな声を出すのも効果的でしょう。
でも、お志をお持ちくださった方には、甚だ失礼になります。よって、この場合も、最終的には感謝の言葉を添えつつ、受け取りましょう。
ところが、その場面に居合わせた数人の方に、『案内状に、お断りしますって書いてあったから・・・持ってこなかったのに!』と、心中穏やかならざるお方が、必ずいらっしゃると思います。
血気盛んな方なら、「なによ!受け取らないと案内しながら、受け取っているじゃないですか!」と、直談判に来られます。
そんな場合は、その方を衝立の陰か別室にお連れして、「あなたなら、せっかくお持ちくださったお品を突っ返すことができますか?」と、質問しながら、理解していただくという方法がいいのかもしれません。
それでも、怒りが収まらなければ、後日にでも、ご本人さまに直接、お志を、手渡していただくという回避方法もあります。
クレームは真正面から対峙しないことが定石です。まずは、全面的にお聞きし、受け止めはしますが、斜めの方から解決策を見出すべきでしょう。
基本的には、花束やお志は気持ちを形にした大切なお品ですから、百パーセント、喜んで受けるべきなのです。そこに、案内状に刷り込んだ、建前論の出る幕はありません!
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.240】は、大阪府・30代女性のご相談です。「反抗的な新人社員どうすれば?」を、予定しております。
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