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【勝手に人生相談 No.501】気遣いの言葉のない夫 ( 茨城県・50代女性)


▼ご相談内容▼

50代後半の専業主婦。

同い年の夫と2人暮らしです。「ごめん」が言えない夫にイライラします。

私が眼科に行く際、治療後は視界が狭くなるので、夫に車で送迎を頼んでいました。しかし、治療後に携帯や自宅に電話してもつながりません。

20分後、ようやく向こうから「今、行く」と電話がありました。私が電話してから40分待たされましたが、「ごめん」がありません。

「もう昼から、このままそばでも食べに行こうか」です。

私が、施設入居する義母の引っ越しを手伝った後に熱を出して寝込んだ時も、「頑張ってくれたからだね」とか「ごめん」とかが全くありませんでした。

いつも何もなかったように時が流れます。

ひと言、気遣ってくれる言葉がほしいだけなのに。夫が定年したら、さらにイライラが増えるのかと思うと憂鬱です。

茨城県・50代女性

▼やまのぼ回答▼

 いつも、何もなかったかのように時が流れます。そんな味気ない時を共有している、あなたの方にも責任があるのです。

 なぜ、折に触れて、ご主人に、思いの丈をぶつけないのですか。

 どれほど、不愉快な思いをしているのか、言葉にして、ご主人にぶつけたことはありますか。多分、ないように思われます。

 ところで、あなたも、ご主人に「ごめん」とか「ありがとう」とか、謝罪や感謝の言葉を、告げたことはありますか。あまりないのだと推測されます。

 多分、あなた方は、似た者夫婦なのだと思います。

 心理学では、「ミラー効果」や「鏡の法則」というのがあります。それは、他人による行動がまるで自分の行動を映す鏡であるかのように見える現象のことです。

 自分の周りの人を見れば、自分がこれまで人に何をしてきたかがよくわかるという考え方です。

 ご主人に要求する前に、あなたの言動を顧みてみることが必要のようです。

 あなたが、日常的に「ごめんなさい」とか、「ありがとう」と、ご主人に言っているのなら、多分、ごんな我が儘なことで、悩むことなどないと思います。

 案外、ご主人も同じことで、口には出さずとも、あなたにイライラしていると思いますが。

 人間関係を上手くこなす方法は、まず相手のことを、考えることだと思います。

 

 

▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.502】茨城県・60代女性のご相談です。「家を出た長女と会えない」を、予定しております。

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