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【勝手に人生相談 No.337】自分の話をする場所がない (茨城県・60代女性)


▼ご相談内容▼

60代のパート女性。

現在、自分の話ができる場所がありません。話を聞いてくれる人がいないことで、もんもんとしています。

職場には、同じ世代の仲間4、5人います。昼休みにテレビ番組の話や世間話をしますが、皆さん話し出すと、とまりません。

そして私が何か話そうとしても、遮るように話続けるのです。

結局、私は意見を言うことができず終わってしまいます。一度、強行して私も話してみたのですが、聞いてもらえず、以来聞く一方になりました。

自宅では夫が唯一の話お相手ですが、夫は私が話すこと全てに否定的です。

否定しないで聞いてほしいと一度お願いしましたが、夫は自分が否定していることすら認識していません。

趣味の会でも年配者が多く、ここでも聞く一方です。

人間は、しょせん一人なんだと自分に言い聞かせています。

茨城県・60代女性

▼やまのぼ回答▼

 人間は、しょせん一人なんだと自分に言い聞かせています。とは、大袈裟で深刻過ぎませんか?

 あなたの大きな考え違いを、正さなければなりません。

 あなたが話をする場所など、初めからありません。ましてや、これからも、誰もあなたが話す場所など用意してくれません!

 そこで、あなたにとって、目から鱗のお話をしましょう!

 あなたの話す場所がないのは、あなたご自身に原因があるのです。あなたは、他人ひとのセイにしていますが、誰のセイでもありません!

 あなたの話す場所は、あなたが創り出すしかないのです。

 まず、あなたが、話してきたことや、話そうと思っていること、特に遮られた話の内容を、真摯に顧みてみることにしましょう。

 常日頃から、ご自分のご家族の自慢話ばかりしていませんか?
 他人の誹謗中傷ばかりしていませんか?
 早口でまくしたてていませんか?
 お相手の話を生半可に聞いていませんか?
 お相手が話し中に、あなたの話をかぶせていませんか?
 場違いな話題を平気で話そうとしていませんか?
 あなたこそ、お相手のお話をいつも否定していませんか?

 多分、どれかに心当たりがおありだと思います。

 大切なことは、何でもかんでも、話したいことをベラベラと話していたのなら、当然みんなから毛嫌いされ、あなたの話す機会は与えてもらえません。

 まず、お相手のことを考え、その場の雰囲気を考え、話す内容を選び、お相手の話をよく聴き、その話に沿ったお話で、その場に溶け込むことが大切です。

 お相手が主役だと考えればいいと思います。

 お相手の気分の良し悪しが、会話の円滑さを、一番左右することを、肝に銘じておきましょう!

 身を入れてお相手の話を真摯に聴くことで、あなたの話す場所が得られるのだと思います。


▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.338】神奈川県・20代女性のご相談です。「セクハラ被害の理不尽さ」を、予定しております。

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