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【勝手に人生相談 No.512】家族が無自覚に傷つける発言 ( 山形県 20代男性)


▼ご相談内容▼

20代半ばの会社員男性。

家族との付き合い方についてアドバイスをお願いします。

同世代のいとこが最近、結婚しました。めでたいことだと思っています。

ところが先日、実家に帰った時に、祖母から「お前も早く結婚しろ。そうでないと、孤独死の心配もある」と言われました。

この令和の時代に、恐ろしいことを言う人がいるな、と思いました。

同時に、これまでも自分が受験や部活動、就職で悩んだ際に、他の家族から「結果も出ないくせに、なにをやっているんだ」などと、きつい言葉をたびたびかけられてきた記憶がよみがえりました。

一番どうしょうもないと感じるのは、本人たちに悪意がなく、よかれと思ってこうした発言をしていることです。

そのため、私が何か指摘したとしても、全く心に届かないと思います。

今後、どうしていくのがよいでしょうか。

山形県・20代男性

▼やまのぼ回答▼

 どうして、これほど、家族と敵対意識を抱くのですか?

 それにまた、成人になっているあなただというのに、いまなお家族という、呪縛に苦しむのでしょう。

 あなたは、確かに家族の一員ではあるのですが、あなたは独立した別個人です。社会というか、世間はあなた個人と対峙する存在です。

 家族の思惑や忠告は、あなたの心の中で咀嚼し、あなたの考え方や行動に、わずかな影響を与える程度にするべきです。

 ましてや、おばあさまの意見や忠告など、目まぐるしく変わる現代に、まったくそくわないものばかりだと言っても、過言ではありません。

 少し、荒っぽい言い方をすれば、聞き流しておけばいいくらいで、丁度いい頃合いだと思います。

 ところで、あなたは、判らず屋ばかりの家族の悲しい犠牲者のように、誤解していますが、諸悪の原因はあなたご本人の生半可な生き様にあるのです。

 とりもなおさず、あなたにアイデンティティが確立されていないため、いたずらに右顧左眄うこさべんするからです。

 ご家族にしてみれば、あなたの将来に不安が募るばかりなのです。

 つまり、あなたが、自立していないのが大きな原因なのだと気づきましょう。成人男性なのですから、家族の言葉に付和雷同することなく、自ら決めた道を、進むべき年頃なのですから。

 自律し自立することで、家族の小言は減り、やがてなくなるでしょう。

 

▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.513】東京都・50代女性のご相談です。「余命わずかな母に何ができるか」を、予定しております。

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