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【勝手に人生相談 No.553】「緩く生きる」は早すぎか ( 宮崎県 40代女性)


▼ご相談内容▼

子育てと親のみとりを終えて燃え尽き感があり、何にも意欲がわきません。

正社員の仕事も辞めてしまいました。

今後は老後の蓄えをするのみですが、緩く働く(生きる)には早すぎるでしょうか。

セカンドキャリアを考えるとか言いますが、会社員として我慢やストレスがある仕事にしがみついて頑張れる気がしません。

宮崎県・40代女性

▼やまのぼ回答▼

 ご質問に質問で答えるのは、甚だ無礼なことですが、なぜ「緩く生きる」ことが、早いとお考えになるのですか。まだ、お若いからですか。

 人生はあなたの人生であって、あなたが主役なのですから、あなたがやりたいように、生きるべきだと思います。

 緩いとは、誰かと比較しての発想ですが、なにごとにも、こうあるべきだという決まりはありません。周りの人の行動に左右されることはありません。

 いままで、あなたなりの人生を精いっぱい生きて来られた上での結論に、異義を唱える人は一人もいないでしょう。

 ただ、老後の蓄えをするのみの生き方は、間違ってはいませんが、とても寂しくて勿体なくて残念なことだと思います。

 あなたは、あなた自身が思うほど、まだまだ老け込んではいないからです。喜寿を迎えた私からみれば、現役バリバリの我が娘ほどの年齢だからです。

 これから、何だってできるからです。

 そこで、あなたのセカンドキャリアに対するイメージを、払拭してみてはいかがでしょう。会社員として我慢やストレがある仕事にしがみつく必要などありません。

 まったく違った世界を、想像するだけでもいいと思います。つまり、会社員として使われの身でなく、経営者としての生き方だってあるのです。

 有名な経営学者のドラッガー氏が説いた経営理論で、「コップの水理論」というのがあります。

 それは、コップに水が入っているという事実に対して、「半分も飲んでしまった」というネガティブな視点ではなく、「まだ、半分もある」というポジティブな視点で考えることでイノベーションが生まれるという考え方なのです。

 人生100年時代です。

 あなたの人生は、まだまだ半分以上も残っているのです。ぜひ、違った視点で考えてみれば、あなたの残された人生のイノベーションになると思います。

 叶うことなら、脱サラして起業した40歳の自分に、戻ってみたいと切望する、やり残したことがたくさんある老爺からの拙いアドバイスです。


▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.554】東京都・50代女性のご相談です。「義母が同居を望んでいる」を、予定しております。

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