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【勝手に人生相談 No.460】同僚妊娠 仕事増え喜べない ( 神奈川県・20代女性)


▼ご相談内容▼

20代半ばの会社員女性。

同僚の妊娠を、心から喜ぶことができません。

入社したとこから、業務を教えてくれる先輩はおらず、1人で地道に勉強し、「担当は自分しかいない」というプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、孤独に仕事をしてきました。

昨春、ようやく先輩社員が私の部署に異動してきました。時間をかけて業務を伝えてきましたが、昨年末に妊娠の報告を受け、複雑な気持ちになりました。

妊娠を喜ばなければならないのに、この1年ほどの間、一生懸命業務を伝えてきた時間はなんだったのだろうか、先輩が産休に入ってしまえばまた自分の業務量が増えてしまう、など考えてしまいます。

こうしたことはお互いさまだとわかっていますが、残された人にしわ寄せがいくものです。そんなふうに考える自分は心が狭いと感じ、自己嫌悪に陥ります。

どうしたら、自分の心身を守りながら、人の幸を喜ぶことができるでしょうか。

神奈川県・20代女性

▼やまのぼ回答▼

 全然、別の事象を一緒くたんにして、混乱されているようです。落ち着いて考えてみましょう。あなたが今までお一人で頑張ってこられたお仕事と、同僚の妊娠はまったく関わりのないことです。

 まず、あなたがお一人で地道に勉強し、ご自分のものにされたスキルは、誰のものでもありませんし、なくなってしまうものではありません。たとえ、同僚が妊娠しようが、家事に追われ退職されようが、スキルはあなたご自身だけのものです。

 そもそも、同僚の人生をあなたが、左右できるはずもありません。いわば、出たとこ勝負という運命なのです。たまたま、配属された先輩が、子どもを儲けようとする既婚者であっただけです。

 子供が親を選べないように、基本的には会社員は、配属先や仕事を選べないのです。極端なことをいえば、配属されてきた人が、生涯共にする最愛の配偶者となる人だったかもしれません。

 業務量が増えて、労働環境が悪くなり、それを改善させるのは会社側の仕事であって、あなたが悩むことではありません。

 言いたいことは、先輩になにも落ち度がないということです。先輩の人生なのであって、あなたの人生ではありません。あなたはあなたの人生を、自身が信じる方へ、愚直なまでに進めることです。

 ところで、実は、インプットよりアウトプットの方が、断然スキルアップできるといいます。人に物事を伝え、教えることで、あなたもスキルアップできていることをお忘れなく。そういう意味で、その同僚に感謝するべきなのです。

 そう思えば、素直に同僚の幸せを、心から慶んであげられると思います。

 


▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.461】岡山県・60代男性のご相談です。「生活費出さない 正社員の妻」を、予定しております。

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