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【勝手に人生相談 No.506】25年以上前の進路選択を後悔 ( 千葉県・40代女性)


▼ご相談内容▼

40代半ばのパート女性。

25年以上前の自分の進路選択に後悔しています。

私は高校卒業後、音楽業界で働くスタッフの養成コースがある専門学校に進みました。

入学してみると、必要な素質は、積極的で自分の意見をしっかり発言できることや、社交性があって要領も物覚えのよいことなど、自分の苦手なことばかりだとわかりました。

授業や実習への参加が苦痛で、クラスメートとのコミュニケーションもうまくできず、失敗ばかりでした。

今でも、なぜ当時、もっと自分の性格や適性を考えなかったのか、ただ音楽が好きというだけの理由で安易に進路を選んでしまったのかと、ことあるごとに後悔しています。

存在感が薄く、実習で失敗しても目立たなかったことがせめてもの救いで、情けないです。

千葉県・40代女性

▼やまのぼ回答▼

 で、なにをどうしたいのか?あなたのご相談の主旨が、さっぱりわかりません。後悔していることは、よくわかるのですが、その後悔から学んだことを、将来に生かしていけば、いいだけではありませんか。

 そもそも、人生は後悔の連続といっても過言ではありません。後悔しない選択など稀なことだと思います。極端なことをいえば、人生は後悔でできているともいえます。

 あのとき、ああしておけばよかった!こうしていたならば、こんな後悔はしなかったと。つまり、タラレバ人生は、多くの人が歩む道です。

 四半世紀も前の選択を、いまさら後悔するだけでは、時間の浪費だけです。その後悔を経験という名の踏み台にして、よりよい将来へ進んでいくのが、人生の醍醐味だと思います。

 いまのあなたの後悔という愚痴ばかりでは、何の生産性もありません。それは、後悔という高尚なものでなく、単なる甘えた言い訳でしかないのです。

 そもそも、「積極的で自分の意見をしっかり発言できることや、社交性があって要領も物覚えのよいこと」などは、どんな職種でも要求される素質です。

 つまり、あなたは端から「音楽」を、心底好きでもなかったということです。本当に好きならば、25年の歳月もかけて後悔することはありません。

石の上にも三年」というように、三年もすれば、それなりに何らかの成果があるものです。

 愚痴と後悔は、意志のない人の専売特許だとか、いつかどなたかが、仰っていました。

 

▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.507】滋賀県・50代女性のご相談です。「将来の介護を願ってくる義母」を、予定しております。

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